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アメリカ生活

耳掃除は必要ない?アメリカ人は耳掃除をしないって知ってた?

耳掃除してますか?していませんか?

アメリカ人は耳掃除をしない

アメリカに住んでいた時に耳かきが薬局に売っていないことに気が付きました。調べてみるとどうやらアメリカ人は耳掃除を基本しないようで、どうしてもしたい人はそれ用の綿棒を使ってするのだそうです。

しかし、綿棒の箱には耳に入れないでくださいという記載があったりしますから、基本的に耳掃除はするものではないと言うのがアメリカの常識の様でした。

耳掃除好きの息子としない主義の娘

アメリカで育ったためか、うちの中2の娘は今でも極度に耳掃除を嫌います。と言うより、耳掃除を絶対にさせてくれませんし、自分でやっているのも見たことがありません。しかし娘の耳の中はとても綺麗で、耳鼻科検診などにも引っかかったことは一度もありません。

一方で現在7歳の息子は耳掃除が大好きで自分で耳かきを持ってきて、耳掃除をしてくれ、とせがんできます。やり過ぎはいけないので2回に一回は断るようにしているのですが、この耳掃除好きの息子と耳掃除をしない娘の耳の中を見比べると驚くことに娘の耳の中の方が綺麗だったりします。

耳掃除は必要なのか?

耳掃除は実は殆どの人には必要ない

日本耳鼻科学会によると、今の医学では、耳垢は放っておいても外に出てくると言うのが正しい結論の様です。耳垢は、耳の穴の開口部から鼓膜まで繋がる外耳道を保護する役割を果たしており、完全に不要な老廃物では無いという考えから、耳の奥は触るべきでは無いというのが大方の意見です。

2017年1月、米耳鼻咽喉科頭頸部外科学会(AAO-HNSF)は、医師向けに耳垢塞栓患者に対する診療ガイドラインを作成し、公表しました。これと並行して、一般向けに、耳垢に関する基本的な情報と正しい管理方法などを解説する文書も作成し、「とにかく耳にモノを入れてはならない」と強く注意喚起しています。

耳垢が生じるのは外耳道の外側約3分の1の部分で、耳垢は外耳道の上皮の動きと、咀嚼やあくびの際の顎の動きなどによって、開口部に向かって徐々に移動していきます。ですから耳垢は健康な人であれば自然に外に排出されるので耳掃除は必要ないというわけです。

耳掃除が必要なひとはどんな人?

健康な状態であれば、耳掃除の必要は全くないと同学会は強調します。掃除をするなら耳の外側を布で拭く程度にとどめ、耳の中に物を入れるべきではないそうです。

綿棒や耳かきなどを用いた掃除により、耳垢の蓄積がおこり、耳垢の自然排出が妨げられた場合に、耳垢は外耳道の中にたまってしまいます。鼓膜近くに詰まっている耳垢は綿棒などで誤って押し込んだものであり、耳垢が本来あるべき場所より奥に押し込まれると、自浄作用が働かないため、さまざまな症状が現れる可能性があります。これは耳掃除をしたためにおこる害悪です。

しかし耳掃除をすべきでないとはいっても、耳垢がたまりやすいタイプの人はどうすればいいのでしょうか?高齢者、外耳道が狭い人、補聴器使用者、耳栓使用者などには耳垢塞栓ができやすいことが知られています。同学会は「塞栓を予防する方法はないが、耳垢が非常に多い人、耳垢塞栓を繰り返している人、補聴器などを使用している人は、6~12カ月ごとに専門医を受診し、予防的な耳掃除をしてもらうとよいのではないか」と結論付けています。

日本耳鼻科学会の見解

日本人は耳掃除好きで耳掃除エステなんかも存在するくらいですので、耳掃除はしなくて良いと言っても納得できる人は少ないでしょう。下記の動画は日本耳鼻科学会が出した、耳掃除が必要ない旨を説いたものになります。

この中で5か月間耳掃除をしなかった女性の耳の中を動画形式で見ています。この動画を見ればわかるのですが、耳掃除をしないほうが耳が綺麗に保てているのです。

結局どうすればいいの?

結論として健康な人は耳掃除をしなくても問題ないようです。しかしながら、自分の耳が健康か否かは常にチェックしておかなければいけません。耳掃除は必要ないと思い、何年も耳掃除をしなかった人の耳が耳あかで詰まってしまったという話も聞いたことがあります。

その人の耳垢の質によってもうまく耳垢が排出されず、たまってしまう人もいるそうです。そのため耳掃除は必要ない、と言う意見は正確には「自分で耳掃除はしなくてよい」と理解した方が良さそうです。

耳掃除はしなくても、定期的に家族などに耳の中をチェックしてもらい、耳の状態に問題が無いか確認してもらう必要があります。その上で耳垢がたまる人は耳鼻科を受診するのがベストででしょう。

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Moya
アラフォー理系ママです。化粧品、美容医療、ダイエット、サプリメント、食、ファッション、旅、教育、その他お得情報etcを体験談やデータに基づき比較検証しながら日記形式で気楽につづっています。橋本病(甲状腺機能低下症)を持病に持ちながら、前向きに健康と美を追究しています。 ※Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています
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