日焼け止めを塗らないとシミだらけになるという真実
日差しの強い日々が続きますね。私はドラキュラの様に朝起きたら日光を避け、まっすぐに洗面所に行って顔を洗うとすかさず日焼け止めを塗ります。
基本的にすぐに出かける予定がない日は、子供と一緒に使っている石鹸で落とせるタイプの日焼け止めを顔と首と肘下から手の甲、ひざ下から足の甲までまんべんなく塗ります。日はどんどん登るので、今日着る服を選んでからとか、メイクしてからとか、髪をセットしてからとか、日焼け止めを塗る行為を後回しにしないことを心掛けています。
毎日何もせず車に乗っていた20代、右手だけにシミが!?
何故私がそんなに神経質に日焼け止めを塗るようになったかと言うと、ある日、ふとしたきっかけで、自分の右手と左手の手の甲が全く別人のようだと気付いたからです。
右手だけに大量のシミがあり、見た感じのテクスチャーも右手の方が老いを感じるものだったのです。心当たりはしっかりありました。私は若い頃毎日のように車を運転していて、右手にだけ手袋も日焼け止めもしていなかったのです。
車のUVカットガラスはUVAを殆どカットしない
若い頃の私は日焼け止めを塗らない、美容に無頓着な子だったのかと聞かれると、全く逆で、寧ろ日焼けの怖さは理論的にはわかっていた方で、顔にも首にもしっかりと日焼け止めは塗っていました。
首に塗っていたことは20年前の自分をほめてあげたい気分でしたが、手の甲に関しては、用意していた車用手袋をしっかりとはめていなかったことに後悔しきりでした。
私は右利きなので左手は手袋をしていても気にならなかったのですが、右手は気になってほぼつけていませんでした。それならば日焼け止めを塗るべきだったのですが、車の窓ガラスがUVカットガラスだから、そこまで厳重にしなくても大丈夫だろうと甘く見ていたのです。
しかし後から知ったのですが恐ろしいことに、一般的に言われている車のUVカットガラスはUVBを99%カットしてくれますがUVAは10%ほどしかカットしないのだそうです。紫外線はUVBとUVAに分けられ、ざっくり言うと皮膚がんなどの病気の原因やシミの原因になるのがUVBで、シミ皺などの皮膚老化の原因になるのがUVAです。
アメリカの日焼け止めにはUVB効果があってもUVA効果が無いものがあるという記事は以前書きました。基本的にDNAを損傷して皮膚がんの原因となるのはUVBであり、日焼け肌が魅力的だと考える欧米人の様にUVAを気にしない人たちも多くいるので、世界的に販売されている車のUVカットガラスがUVBカットだけを標準仕様にしているのは当然と言えば当然なのです。
今あるシミはとりあえず医療で取ろう
シミは放っておくと老人性イボになる?
私はまだ40代になって間が無いので流石に老人性イボは無いのですが、脂漏性角化症 (老人性イボ)は、シミと混ざって存在していることが多く、シミから発展して発症することも多いと言われています。老人性イボなんて、その言葉の響きだけでゾッとします。
シミは出来れば作らないのがベストであり、できてしまったら老人性イボになるリスクがあるので、なるべく早く取ってしまうのがベストだと私は考えています。
レーザーで右手のシミを取り、冬でも日焼け止めを続けた
私は自宅の近くのかかりつけの皮膚科で顔にできたシミはマメにレーザーで取ってもらっているのですが、先生に相談すると、手の甲のシミも取っていただけるということで早速お願いしました。
先生は私の左右の手を見てその違いに驚き、「面白い症例ですねぇ~」と感心しきりでした。本人としては面白くもなんともないのですが、20年の月日をかけて浮き出てきた右手のシミと綺麗なままの左手が対照的で面白かったのでしょう。
因みに手の甲のレーザーは顔より皮膚が剥がれるのが遅くて、少し不安でしたが、無事にシミは取ることができました。
現在少しづつ右手の皮膚感覚が左手に近づいてきている
シミは無事にとることは出来たのですが、取ってすぐはやはり右手の皮膚のテクスチャーは悪いままで左右差は依然としてありました。その後1年ほどかけて現在に至るのですが、毎日日焼け止めを塗って大切にしてきた右手は少しづつ綺麗になってきています。
まとめ
世の中には沢山のUVカット効果をうたう商品があります。UVカットガラスもその一つですが、そのUVがUVBだけをさし、UVAはカットしないなんて知らないまま過ごしている人は多いのではないでしょうか?
肌老化の8割は紫外線からの影響だとされています。20代の頃の紫外線の蓄積が30~40代で出てきたように、今の紫外線も対策をしないと後々シミやしわなどの肌老化として現れるだろうということを考えると、紫外線対策は本腰でやらなければいけないなと感じる今日このごろです。