小麦肌に憧れる!でも日焼けは美容の敵!どうする?
毎日毎日気が遠くなるほど暑い日が続きますね。こんな天気ですから海やプールへ出かける人も多いのではないでしょうか?春秋冬は透き通るような白肌に憧れる人も、夏は健康的な小麦肌に焼きたいなぁなんて思うかもしれません。
今日は紫外線で日焼けをするのはNG、しかし小麦肌になりたい人の裏技、セルフタンニングについて話をしていきたいと思います。
紫外線は皮膚癌と肌老化のもと皮膚は焼くべきではない
紫外線による日焼けは百害あって一利なし!絶対にするべきでは無いものです。以前記事に書きましたが、私は20年前に沢山浴びた紫外線のせいで、手袋をしなかった片手にだけシミができるという恐ろしい経験をしました。
紫外線はシミやしわなどの肌老化のもとになるだけではなく、皮膚がんの原因にもなります。紫外線はビタミンD生成に必要だと言われています。しかし、光の無い暗闇で、貧しい食生活で生活すればビタミンD欠乏症になるリスクはありますが、普通に日本で生活していてそんなことにはなりません。
ビタミンD生成に必要な日光浴は15分~30分程度(直射日光でなくてよい)うえに、もし全く日光を浴びなくても、魚類などの食事で充分なビタミンDの必要量を賄えることからも、ビタミンDの生成を意識して日光浴をする必要性は現代人には全くありません。そのことからも、紫外線を浴びるメリットはほぼ無いと考えてよいと思います。
アジアはともかく欧米では色白は不健康認定
しかし、美的に色白がもてはやされるアジア諸国と対照的に、欧米では小麦色の肌が好まれたりします。欧米人は色白は不健康、小麦肌が健康的でセクシーという意識が強く、私もアメリカに住んでいた時は、貴方は色白すぎる、もう少し焼いたら健康的でセクシーになるわよ、などと助言されたりしました。日本では美しいとされる白い肌が、欧米では一転して不健康認定されるのです。
アメリカ人はどうやって日焼け肌を作っているのか?
それではアメリカ人は紫外線を全く気にしないのでしょうか?答えはNOで、気にしないどころか、小さな子供にまで日焼け止めとサングラス必須の徹底した防御ぶりです。以前ブログにも書きましたが、彼らが気にしているのは、美容面では無く健康面です。欧米人は皮膚癌のリスクが高く紫外線に弱いのでそこを強く気にしているのです。
UVBだけを防ぐ日焼け止めで日焼け肌を作る人
これも以前ブログで書いたのですが、日焼け止めのSPFはUVBカット率を、PAはUVAカット率をあらわすのですが、アメリカの日焼け止めは日本と違ってUVAをカットしないものが多く見受けられます。その理由は皮膚がんの原因になるものが主にUVBだからです。
UVBもUVAも日焼けのもとになりシミやしわのもとにはなりますが、大まかに言うとUVAカットはシミ皺日焼けなどの美容目的で、UVBカットは皮膚がんを防ぐ健康目的で注目されています。皮膚がんを予防したいけど日焼けはしたいというアメリカ人のニーズがある為、アメリカの日焼け止めはUVAカット効果が無いものが多くあるのです。
たまにこのことを知らないでよく表記を読まずに購入し、アメリカの日焼け止めは全然効かない!塗っても日焼けしてしまう!などという人がいますがそれは間違いです。アメリカの日焼け止めでもキチンとUVB,UVAともにカットするタイプのものは日焼けしません。
日焼けを一切せずにセルフタンニングをする人
しかし、私は在米当時、UVBだけの日焼け止めは使う気がしませんでした。おそらく多くの日本人女性がそうであると思うのですが、UVAをカットしなければ将来のシミやしわになるわけですから、皮膚がん予防出来たらOKという気にはとてもなれなかったのです。
勿論アメリカ人にも同じような考え方の人はいて、UVBだけではなく肌老化を速めるUVAもカットしたい、けれど美しい小麦肌は手に入れたい!というニーズが強くあります。そういう人に好まれていたのがセルフタンニングです。
セルフタンニングって何?
日本では小麦肌願望が少なく認知度の低いセルタン
セルフタンニング(通称セルタン)の話をしても日本では結構知らない人も多く、認知度は低いと言わざるをえません。しかし、セルフタンニングは紫外線で実際に肌を焼いて色を作るのではなく、皮膚の角質層にDHAという成分が色を着ける事により、日焼けしたような肌を作る商品です。
欧米ではパーティーでドレスを着る前やビーチに行く前など肌を露出する前にこのセルフタンで小麦肌を作るのはメイクアップの一貫とも言える程主流な方法です。
小麦肌になりたいならセルタン一択
セルフタンニングはDHA(dihydroxyacetone)という成分が肌の角質層のアミノ酸に反応し、一時的に色を着けるだけなので、紫外線によって受ける肌へのダメージも全く無く、小麦肌を一時的に楽しむことができます。この色素のついた角質層は肌の新陳代謝により自然と剥がれ落ちる為、セルフタンニングをやめたら次第に元の白い肌に戻ります。
よくグラビアモデルなどが海外ロケで小麦色の肌で写真集をとった数日後に、白い肌でテレビに出ていたりしますが、あれはセルフタンニングで日焼け肌を演出していたからなせる業なのです。
私も在米時は白い肌だと目立つので夏は軽くセルフタンニングしていました。アメリカ人は夏は決してストッキングをはかないので、白い素足が恥ずかしい感じがしたのもセルタンをした一つの理由です。個人的には足のセルタンはホントにお勧めで、上手に塗ればシュッと細く見せることができます。
日本でも買えるセルフタンニング剤
日本でも一部の人の間ではセルフタンニングは愛用されていて、ネットで購入することもできます。例えばこれはフジケミカルのもので、国産のセルフタンニング剤です。
これはスプレータイプで、使用しやすくムラができにくいことでも有名で、ボディビルの大会などでもよく使われるそうです。
このナーブス セルフタンニングローションは、JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)推奨のセルフタンニングアイテムで、ボディービルダーに広く愛用されています。
皆さんご存じクラランス、安心の有名メーカーで初心者向き。色の付きが薄めで、ガッツリ色づけしたくないセルタン初心者にお勧めです。
まとめ
いかがでしたか?紫外線による日焼けは美肌の大敵です。一方で夏は綺麗な小麦肌に憧れる人も多いでしょう。日本ではあまりメジャーじゃないセルフタンニングですが、夏の小麦肌も楽しむことができ、素足も細く影をつけたように演出できておススメです。
何より海やプールで小麦肌を演出したい時はお肌の大敵である紫外線を浴びずに、小麦肌を演出できるわけですから一度使ってみて損は無いと思います。