アメリカ大統領選挙
今日はアメリカ大統領選挙の日です。バイデン優勢勝率9割とメディアは煽っていましたが、私はずっとそんなことはないだろうと思っていました。因みにまだこのブログを書いている時間は開票中で結果は出ていません。
バイデン勝率9割は無いでしょ?接戦になると思う理由
私がトランプが十分に戦えると勝手に予想した理由は大きく分けて三つあります。
一つ目がここ何十年も外していないと言われるアノマリー(理屈のない経験則)で、大統領選挙の前日までのS&P500の値が3か月前より上がっていれば現職の大統領が勝つというものがありますが、11月2日のS&P500は8月2日と比べて高かったこと。
二つ目は過激なBML運動により、トランプを支持していると言えば攻撃を受ける可能性がある社会情勢だったのでトランプ支持とは言っていないけれど心の中ではトランプを支持している人がかなりいるだろうと思われたこと。
三つめはバイデンの息子のジョーバイデンのスキャンダルはあまりにひどく、バイデン支持にまわりたくない人は増えたであろうと考えたことです。そもそもバイデン支持者はバイデンが好きだから支持しているというよりはトランプが嫌だからバイデンを支持している人が多いように感じます。そんな中でバイデンまで嫌だなと感じたら投票するのも嫌になり投票場から足が遠のくのではないでしょうか。
トランプ支持者は熱狂的ですから雨が降ろうと雪が降ろうと投票所に行くと思われるので、このスキャンダルを持ってかなり流れはトランプに来たのではないかと私は思います。よって今回はかなりの接戦となるでしょう。
長々と書きましたが、あと数時間で結果が出るであろう時期アメリカ大統領はいったい誰になるんでしょうね?アメリカは選挙が熱狂的でうらやましいです。日本は直接選挙じゃないから首相が代わるとあってもあまり選挙に興味を持ちにくい気がします。
アメリカ大統領選挙の思い出(オバマ大統領)
我が家の米国駐在時に調度オバマの二期目の大統領選挙がありました。私たちが住んでいたのはオバマのお膝元のシカゴですから当然皆さんオバマモードで相手候補を支持しているという人に出会ったことがありませんでした。
これも今になって思えば、相手候補を支持してるなんて支持していても言えない空気だったのだと思います。アメリカ人は意外とこういうところがあって日本人が思っている以上に表と裏があります。
彼らは常識的で教養がある人であればあるほど自分が人種差別主義者だとか偏見のある人だと思われることを極度に嫌います。ですから黒人でいかにも善人ふうのオバマの文句を言う人は皆無でした。でもその割には当時も選挙結果がかなりの接線であったことを覚えています。
アメリカ人は子供から大人まで頭の中が選挙でいっぱい
アメリカ人は子供のころから選挙に興味を持ちます。大統領選が始まると小学生でも模擬選挙を行って熱心に支持者の話をします。我が家の上の子はそのころ幼稚園児(5歳)だったのですが、シカゴのダウンタウンにある幼稚園に通っていました。
大統領選が近くなってくると皆その話にもちきりになり、幼稚園の近くのラジオ局のパーソナリティの人が、パパやママは誰に投票すると言っていたかを幼稚園児に聞いてみよう企画!なるものを引っさげて幼稚園にインタビューに来ました。
親は選挙権を持っていないのにうちの子供が得意げにインタビューに答えていてびっくりしたのを覚えています。因みに殆どの子がオバマと答えていて、ママやパパはオバマが素晴らしいって言ってるわ、と一人の女の子が答えるとインタビュアーはとても嬉しそうにうなずいていました。
私にとっての印象的な米国大統領選挙の思い出はその子供たちの姿勢です。子供のころから選挙に興味を持ち、どういう理由で誰を応援しているか考える。日本にもこんな本当の意味での民主主義があれば素敵だなと考えさせられました。