化粧品には適量がある
化粧品の適量を意識してる?
皆さんは化粧品を使う際に適量を意識していますか?つい塗り過ぎたり、勝手に少なくしてみたりはしていませんか?
例えばシミやくすみを隠したいからといって勝手にファンデーションの推奨されている使用量を増やしてはいけません。
よりカバーしたい場合はカバー力の高めのファンデーションを使ったりコンシーラーを使ったりしましょう。同じく薄付きにしたい場合は薄付きタイプのファンデーションを使うように心掛けることが大切です。
そうしなければそのファンデーションの持つSPFなどの機能が正しく働かないからです。
クリームなどに使う米粒大、パール大etcってどのくらい?
化粧品にはそれぞれのメーカーの決めた推奨容量があります。
クリーム状のものやプッシュ型の泡タイプのものなどは、使用量の例えでよく果物や穀物をが使われます。下記はよく使われるものですが、だいたいの大きさや容量は以下のようになります。
米粒大 | 直径0.5cm程度の球体で容量は0.5g程度 |
---|---|
小豆大 | 直径0.7cm程度の球体で容量は1g |
パール大 | 直径1cm程度の球体で容量は1.5g程度 |
サクランボ大 | 直径2cm程度の球体で容量は2.5g程度 |
マスカット大 | 直径2.5cm程度の球体で容量は3.5g程度 |
化粧水などに使う1円玉大、10円玉大etcってどのくらい?
同じく、化粧水や乳液など液体状の物にはよく硬貨の大きさが例えに使われます。
下記はよく使われるコインのサイズになりますが、だいたいの大きさや容量は以下のようになります。
1円玉大 | 直径2cmで1.5ml程度の容量 |
---|---|
10円玉大 | 直径2.3cmで2.5ml程度の容量 |
100円玉大 | 直径2.2cm/2.5ml程度の容量 |
500円玉大 | 直径2.6cm/5ml程度の容量 |
使用量の記載が無い場合は使用日数で割って考える
このように大体の使用量を必ず確認して使用することが大切になります。しかし、たまに細かな使用量の記載が無い化粧品が存在します。
そういう場合は例えば10日間お試しセットの美容液50mlなどがあれば、10で割って1日量を5mlと推測することで一回の使用料は500円玉大であることがわかるので、各自確認しながら適量を使うようにしましょう。
日焼け止めの適量と塗り方
日焼け止めは特に適量を守らなければ意味が無い
皆さんは日焼け止めをどのくらいの量塗りますか?キチンと推奨されている量を確認して塗っているでしょうか?何となくクリームファンデーション程度にしか塗っていないという方はいないでしょうか?
日焼け止めは求められているのがその効能という意味でも使用量をきちんと守らなければならないものの一つです。日焼け止めのSPFの効果測定試験では、考えられているより多めの量が使われているため、勝手に塗る量を少なくしてしまうと想定されているような効果が得られません。
日焼け止めの適量は?
日焼け止めを作る際、効果測定試験で使用する量は試料塗布量 2mg/㎠です。よって1㎠につき2㎎の日焼け止めを肌に塗る必要があるのです。そこから換算すると、メーカーによって違いはありますが、顔全体に必要な日焼け止めの適切な使用量は、0.7~0.9gになります。クリームや乳液ならパール粒2つ、液体タイプなら1円玉2つ分程度でしょう。
日焼け止めの塗り方は?
顔に塗る場合は指定された適量をむらなく優しく塗るように心掛けてください。
手や腕に使用する場合は、塗りたいパーツに容器から直接、直線を描くよう塗ります。それを手のひらでくるくるとムラなく伸ばし、同じ動作をもう1度繰り返せば、だいたい適量となります。
まとめ
化粧品はついついその場の感触で量を考えずに塗ってしまいがちです。しかしそれぞれのメーカーが進める適量を確認して塗ることが、その化粧品の持つ効果を最大限に引き出すという意味でも重要になります。
特に日焼け止めなど、それ自体にはっきりとした効果を求めるものであるならば、必ず使用量は守るようにしましょう。
キチンとした使用量を守ることで正しい効果が得られ、無駄な副作用も軽減します。日焼け止めは特に想像しているより推奨使用量は多いので意識しながら使うことをお勧めします。