髪が伸びる速さには年齢や性差があるって知ってた?
私は若い頃、髪が伸びるのが早いとよく言われたのですが、最近は昔ほど言われなくなりました、一方で娘は友人に髪が伸びるのが早いとよく言われるそうです。
髪が伸びるスピードには、生活習慣や食生活、さらに性別、年齢によって違いが見られます。また髪が伸びる速さには頭皮の血行が関係しているとも言われています。基本的に髪が伸びるのが早いのは、髪や頭皮が健康である証拠だと言えるでしょう。
1日・1週間・1ヵ月、髪が伸びる長さの目安
髪は通常1日あたり0.3mmほど伸びていると言われており、1週間で約2mm、1ヵ月で約1㎝、半年で約6cm伸びているそうです。ヘアサイクルの期間や髪の成長速度も人によって異なります。しかし、ヘアサイクルは生活習慣や食生活など、さまざまなことが原因になりやすいので、努力次第で伸びる速度を速くすることもできます。
子供の髪は伸びるのが早い?髪の伸び率の年齢差
年齢によって髪の成長速度に違いがあるのは、ターンオーバーが関係しているからだと言われています。頭皮は肌の一部であり、ターンオーバーをすることで肌を再生します。頭皮環境が整えば健康的な髪が生えてきやすくなるのですが、ターンオーバーが乱れるとフケや痒み、さらには抜け毛といった様々なトラブルが発生しやすくなります。
年齢を重ねると代謝機能は低下し、ターンオーバーがうまく働かなくなるので、子供や若い世代よりも髪が伸びるスピードが遅くなるのです。
男女で髪が伸びる速さが違うって知ってる?
実はヘアサイクルは男性が3~4年、女性が5~6年と言われていて、女性のほうが髪を長く伸ばしやすいことがわかっています。これは髪の成長を促進するエストロゲンが女性ホルモンの一種なので、エストロゲンを多く分泌する女性のほうが髪の成長に有利だからです。
髪の部位によっても伸びる速さは異なる
髪は何処の場所も同じスピードで伸びるわけではありません。頭部の中でも後頭部と側頭部の髪は、前髪や天頂部よりも伸びるのが速いと言われています。
前髪のほうが伸びるのが速いと感じている人がたまにいますが、前髪は目につきやすいので伸びる速度が速いと錯覚してしまうだけだそうです。
異常に髪が早く伸びる時は病気のサインも
基本的に髪が伸びるのが早いのは健康な証拠であることが多いのですが、その速度が異常なレベルで速かったり、著しく抜けやすかったり、倦怠感や手の震えが見られたりするなど他の症状を伴う場合は甲状腺ホルモンに異常が出ている可能性があります。
もし気になるようでしたら一度医師による診察を受けてみても良いでしょう。
髪を伸びやすくする5つの方法と5つのNG行為
髪を速く伸ばすための5つの方法
適切なヘアケアで頭皮と髪を健康にする
頭皮が汚れていると、毛穴に皮脂や汚れが詰まりやすくなり、髪の成長を妨げます。シャンプーで汚れをしっかり落とし、清潔な頭皮を保つようにしましょう
睡眠をとって髪の回復や修復を促す
成長ホルモンが最も多く分泌されるのは就寝時です。成長ホルモンは身長を伸ばすだけでなく、体力や肌の回復などさまざまな作用があります。髪の成長にもまた、大きく関係していると言われています。
バランスのよい食事で髪に栄養を与える
髪が成長するためには食事からの栄養摂取がとても重要となります。特に、たんぱく質、アミノ酸、ビタミン、ミネラルは髪を作るうえで必要不可欠な栄養素です。日々の食生活を見直し、少しずつ改善していきましょう。
頭皮をマッサージして血行を良くする
頭皮マッサージは頭皮の血行をよくすることに効果があります。爪を立てて、頭皮に傷が付くと、痛みが生じたり、乾燥したりするので指のはらでマッサージしてください。自分で上手くできない場合には、頭皮用マッサージ機を使ったり、ヘアサロンやスパなどで、スカルプマッサージを受けるのがおすすめです。
適度な運動や入浴をする
適度な運動や入浴によって汗をかき、代謝をあげることで全身の血行を良くすることが大切です。運動に関しては、血行改善には、筋トレなどの無酸素運動よりも有酸素運動がおすすめです。ウォーキングや水泳、ジョギングやサイクリングなどがよいでしょう。
髪の伸びを遅くしてしまう5つのNG行為
脂っこい食事ばかり摂る
脂っこい食生活は皮脂分泌を高め、頭皮の毛穴を防ぐ原因となります。髪は毛穴から生えてくるので、皮脂によって詰まると生えにくくなります。また、頭皮の血行不良にもつながり、必要な栄養素が十分に届けられなくなり、髪の成長を妨げる原因になります。
過激なダイエットをする
過度なダイエットはストレスになりやすく、頭皮環境を悪化させます。頭皮への影響は主に、血行不良とホルモンバランスの乱れが挙げられ、いずれも髪の成長を妨げる原因となります。
生活習慣が乱れている
生活習慣が乱れるとヘアサイクルも乱れやすくなります。ヘアサイクルの乱れは髪の成長を妨げや抜けやすくする要因になるので、日々の生活を見直すことが重要です。
喫煙・飲酒をする
タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させる働きがあり、頭皮の血行が阻害されます。また、飲酒後のアルコールの分解には大量の酸素を必要とするため、頭皮への酸素の供給が妨げられてしまいます。
ストレスを溜める
ストレスをためる行為は髪の成長にはマイナス要因です。ストレスを貯めたくないからと言ってストレス発散に暴飲暴食、アルコール摂取などを行うと逆効果にもなります。運動などによる上手なストレスコントロールが必要になります。
まとめ
いかがでしたか?髪の生える速さにはターンオーバーやエストロゲンが関係しているため、若い子や女性が髪が伸びるのが早いことがおわかりいただけたかと思います。
その一方で、髪の成長を速める方法と髪の成長に良くない事柄についても紹介してみました。それら基本的な努力を全てしてみて、それでもなお、髪をもっと生やしたいというのであれば、育毛剤などを使ってみるのも一つの手かもしれません。(※育毛剤は男性専用が多いので女性は男女兼用、若しくは女性用を探すようにしてください)
しかし何よりも重要なのは基本を怠らないことです。私は以前ストレスで円形脱毛症になってしまったことがあります。その時もストレスを減らし健康に目を向けることで完治することができました。健康な髪を手に入れるには、生活習慣を見直し、健康で充実した日々を送ることが何よりも大切であるということをキチンと理解しましょう。