一日8000歩ウォーキングのススメ
一日8000歩は必ず意識して歩こう
貴方は自分が一日何歩歩いているか知っていますか?
万歩計で計っていたり、現代ならアプリで管理していたり、自分の運動量を記録している人は少なくないかもしれません。
私もその一人で、以前は自転車に乗っている時間やヨガの時間なども細かく記録していましたが、最近ではもっぱら最低限の歩数だけを記録認識するにとどまっています。
私が何故歩数の記録にこだわるのか?というと、以前もブログに書きましたが、色々健康に良いと言われることをトライ&エラーで幾つかやってきて、結局これだけは欠かすべきではないと、体調や身体の変化から感じたのがウォーキングだったからです。
一日に必要な歩数は1万歩ではなく8千歩
万歩計という歩数計の名前にちなんで、よく巷では一日1万歩歩くことを目標にしている人がいます。
しかし、最近1万歩は歩きすぎだ、8千歩でよい・・・と言う記事をどこかで読み、よくわからないまま何となく、未だ歩きなれていないし、8千歩でいいかな・・・と8千歩ウォーキングを続けていました。
そんな中、読んだネットニュースで、8千歩ウォーキングが勧められだした根拠ともいえるエビデンスがあることを知りました。
東京都健康長寿医療センター研究所の青栁 幸利先生の大規模研究により、一日歩くべきベストな歩数は8000歩であるという結果がでたのです。
青栁先生は、2000年から20年以上にわたって、群馬県中之条町の65歳以上の住民5000人を対象に、運動量と病気との関連性を調査・研究してきました(中之条研究と呼ばれています)。
その結果、わかったのが正確に表現すると、
「1日8000歩、そのうち20分は速歩きをすると、健康を維持できる」というものです。
ここで言う早歩きとは、「なんとか会話ができる程度」の速度のことだそうです。
朝のんびりとお散歩して夕方に強度を上げて早歩き!
一日に必要なウォーキングは8000歩であり、そのうち20分は早歩きをする必要性があるということはわかりました。
それではそのウォーキングはいつ頃するのがベストなのでしょうか?
①早朝、②日中、③夕方、④就寝前 どの時間帯か、わかりますか?
正解は、③の夕方なのだそうです。
そして、もっともNGなのが実は意外なことに①の早朝なのです。
早朝に歩いてる方ってお年寄りをはじめとして、意外と多いですよね?実はそれがNG行為だなんて驚きだと思いませんか?
何故夕方がおススメで朝起きてすぐ歩くべきではないのか?
夕方にウォーキングすることがおススメと言いましたが、何故なのでしょうか?
理由は簡単で、夕方の4〜6時は人間の体温がいちばん上がる時間帯だからです。
夕方に速歩きをすれば、筋肉に刺激が与えられ、血液のめぐりもよくなります。そして、ピークの体温がさらに上がります。
また、夕方のピーク時から徐々に体温が下がり、就寝時の体温に至りますから、夕方の体温が高ければ就寝時の体温も高くなり、平均体温も必然的に上がります。
そしてその一方で、
朝が危険な理由は、起床時、人の体は脱水状態だからです。
水分が無いカラカラの状態ということは、血液がドロドロの状態ということなので、起きていきなり運動というのは実は適していないのです。
朝は脱水症状を意識して、寝起きにコップ一杯の水を飲み、運動は必ず起床後一時間以上たってからするようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
私は最近何となく朝や夕方メインに合計8000歩を意識して歩いていましたが、この青栁先生の研究結果を知ってから、なるべく夕方食後に早歩きのウォーキングを20分するように意識しています。
元々早歩きを意識していなかった時は8000歩を80分で歩いていたのですが、20分を早歩きにすると、残りは大体50分くらいで合計8000歩歩けるということにも気づきました。
自分のルーティーン的に朝歩くのは好ましいと思っていたので、寝起きすぐを避けて、子供を学校に送り出した後(起床してから1~2時間後)を目安に50分歩いて、夕方20分早歩きをするという生活習慣を身につけたいと現在模索中です。
勿論昼間外出する予定がある時などは意識せずともいつの間にか8千歩以上歩いてしまう日もあります。
そういう日は歩きすぎてクタクタだと感じるようであれば十分な歩数歩いたと判断するようにして、無理にそれ以上歩かないことが、8千歩ウォーキングを無理なく続けていくコツだと感じています。
何事も意識しないと続かないものですが、歩くという行為は基本的に毎日するものであり、そこまで辛い運動では無いので、食事制限や筋トレなどの健康管理に比べて、随分と楽で気軽に続けられるものです。
皆さんも騙されたと思ってぜひ毎日のウォーキングにトライしてみて下さい。
体脂肪も減り、筋力も増え、気分も良くなりますし、いいことずくめなので本当にお勧めです。