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珊瑚礁に悪いだけじゃない?日焼け止めの人体への危険性も検証してみよう

環境と人体に悪影響?世界中で日焼け止め成分改革がおこっている

日焼け止め成分(紫外線吸収剤)が環境に与える悪影響

先日、ハワイの日焼け止め法案の成立をきっかけに、環境のために日焼け止めの成分を規制するリゾートが近年増加の一途であるという記事を書きました。記事は下記になりますので詳しく興味のある方はご覧ください。

アメリカで禁止されている日焼け止めって?世界のリゾートが次々参戦ハワイで禁止されている日焼け止め、輸出入禁止!日本から送ってはダメ そろそろコロナ収束を狙って、ワクチンを打ったら海外リゾート...

この記事の内容を要約すると、現在日本で販売されている日焼け止めに含まれている幾つかの成分が環境破壊、特に珊瑚礁の生育に悪影響を与えているとして、その成分が入った日焼け止めの輸出入や使用を禁止する動きが出ているという話です。

日焼け止めが人体に与える悪影響

日焼け止めが問題視されているのは環境問題だけではありません。日焼け止めが人体に与える影響を検証した米国医師会誌、JAMAに掲載されたとある文献を紹介しましょう。

この実験では、健康な男女48人が被験者として参加し、6種類(アボベンゾン、オキシベンゾン、オクトクリレン、ホモサレート、オクチサレート、オクチノキサート)の化学成分を含有したさまざまな日焼け止めローションとスプレーを、4日間に渡り被験者に塗布しました。実験初日、被験者は自らの身体の75%に日焼け止めを塗り、 2~4日目までは2時間ごとに4回、同じ量の日焼け止めを塗るよう指示されました。初日から21日間にわたり被験者の血液サンプルを分析した結果、初日以降、6種類の化学物質の血液内含有濃度は日焼け止めを塗布するたびに高まり、すでに被験者が塗布を止めた7日目にFDAが決めた安全ガイドラインを超えていることが判明したのです。さらに、ホモサレートとオキシベンゾンの濃度は、21日目でも安全なレベルの数値を超えていました。

※参考文献 Effect of Sunscreen Application on Plasma Concentration of Sunscreen Active Ingredients: A Randomized Clinical Trial | Dermatology | JAMA | JAMA Network

FDAは上記の結果に対し、「化学物質が血液に入ることは有害である」と証明してはいないので、成分が皮膚から体内に吸収されるという事実と、その成分が『安全ではない』ということは別の話であると結論付けています。

また、これとは別に、数年にわたり環境問題に取り組むアメリカのNPO団体「Environmental Working Group(環境作業部会)」はFDAに対し、特にオキシベンゾンの安全性を調査するよう求めているそうです。オキシベンゾンは大量に皮膚から吸収されますが、ホルモン破壊との関係性があるからです。さらに問題なのは、こうした結果が人間の健康にどういった影響を与えるのか、研究者たちもまだわかっていないことです。

このことからも。長期的な安全性は分からない、ということだけが明確な事実なのです。これとは別の実験で全16種類もの紫外線防止剤を使った実験もあるのですが、体内に取り込まれないことが明らかなのは紫外線散乱剤である、酸化チタンと酸化亜鉛のみだったそうです。

紫外線吸収剤や紫外線散乱剤など日焼け止めの主な成分

日焼け止めの成分は大きく分けて紫外線吸収剤(ケミカル)と紫外線散乱剤(ノンケミカル)に分けられます。因みに珊瑚礁に悪影響があるのは一部の紫外線吸収剤だと言われています。

紫外線吸収剤の主な成分

紫外線吸収剤として日焼け止めに配合される主な成分は、以下のとおりです。
成分によって、紫外線のUVAとUVBを防ぐ機能が異なります。

  • ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル(主にUVAを防ぐ)
  • t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン(主にUVAを防ぐ)
  • メトキシケイヒ酸エチルヘキシル(主にUVBを防ぐ)
  • メトキシケイヒ酸オクチル(主にUVBを防ぐ)
  • オキシベンゾン-3(UVAとUVBを防ぐ)
  • オキシベンゾン-4(UVAとUVBを防ぐ)

紫外線散乱剤の主な成分

紫外線散乱剤として日焼け止めに配合される成分は、主に以下の2つがあります。

  • 酸化チタン
  • 酸化亜鉛

紫外線の波長、UVAとUVBどちらとも散乱・反射させる効果があります。

紫外線吸収剤使用の日焼け止め、メリット&デメリット

メリットは白くならない使い心地

紫外線吸収剤は、日焼け止めにありがちな「白浮き」がしにくいという点が最大のメリットです。塗り心地もサラサラしているので顔や体に塗りやすく、ジェルタイプやローションタイプの日焼け止めには、たいてい紫外線吸収剤が入っていると思ってほぼ間違いありません。また、紫外線吸収剤が入っている日焼け止めは「SPF50」のようにSPF値が高いものも多いのも特徴です。汗にも強いので暑い時期やレジャーシーンに最適と言えるでしょう。

デメリットは環境と人体に悪いこと!かぶれることも!

紫外線吸収剤は、防御力が高い分、肌への負担が大きいです。有機化合物であるため、人によっては刺激を感じ、かぶれることもあります。紫外線吸収剤が化学変化で別の物質になったときの安全性や、珊瑚礁への悪影響など環境問題も懸念される点です。また、化学変化が起こるにつれて分子が壊れるため、紫外線を防ぐ力が弱くなります。ですから、こまめに塗り直す必要があります。

紫外線散乱剤使用の日焼け止め、メリット&デメリット

メリットは赤ちゃんや子供に使えるほど安全、石鹸で落ちるものも!

メリットは、有機化合物ではないので肌への負担が少ないことです。多くはノンケミカルと表示されています。また、紫外線吸収剤のように化学変化を起こさないため、構造が壊れにくく効果は長持ちします。UV-AとUV-Bの両方が防げるのも特徴です。

デメリットは塗り心地が悪いものが多い、光触媒作用への懸念なども

デメリットは、白浮きしやすかったりベタベタしたりなど、使用感の悪さです。粒子をナノ化することで白浮きを改善した商品も出ていますが、粒子のサイズが小さくなったことによる人体への影響はまだ不透明であるといわれています。

また、おもな紫外線散乱剤の成分である酸化チタンや酸化亜鉛は、光触媒作用(紫外線が当たることで活性酸素が発生し、菌や有機物を分解する化学変化)があるので、肌への刺激となる場合があるといわれています。

まとめ

いかがでしたか?日焼け止めの成分には紫外線吸収剤と紫外線散乱剤があること、紫外線吸収剤は肌への負担が大きく、環境問題もはらんでいること、全体的には紫外線吸収剤より紫外線散乱剤の方がお肌にも環境にも優しい一方で、人によっては光触媒作用で、紫外線散乱剤が肌に合わない人もいるということがおわかりいただけたでしょうか?

現代の技術で紫外線吸収剤それそのものをコーティングしたものもあり、このようなものは一概に肌への負担は議論できないのですが、長期使用の医学的データが十分に無いことを考えると、私自身は使い心地より安全性を重視してノンケミカル(紫外線散乱剤)の日焼け止めを使いたいかな?と思いました。

勿論日頃からしっかり化粧をする必要性のある人など使い心地は大切ですから、紫外線吸収剤を避けては通れないかもしれません。そのような人はきちんとコーティングされた紫外線吸収剤を使用しているか否かも、日焼け止めを選ぶ一つの指標になるでしょう。

それぞれのメリットデメリットを十分理解したうえで自分にあった日焼け止めを選ぶのが一番なのかなと思います。

ABOUT ME
Moya
アラフォー理系ママです。化粧品、美容医療、ダイエット、サプリメント、食、ファッション、旅、教育、その他お得情報etcを体験談やデータに基づき比較検証しながら日記形式で気楽につづっています。橋本病(甲状腺機能低下症)を持病に持ちながら、前向きに健康と美を追究しています。
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