ダイエットをしてもなかなか隠れ肥満から抜け出せない
隠れ肥満とは?どんな人が隠れ肥満なの?
私は自分は隠れ肥満予備軍、イヤ、もうすでに隠れ肥満かもしれない・・・と思っています。その理由は、見た目は普通にスレンダーでBMIも低値なのですが、体脂肪がカナーリ高いからです。BMIは痩せ気味なのに体脂肪率は正常値ギリギリなので、個人的に危険領域だと思っています。
隠れ肥満の人は基本的に私のようにパッと見痩せていて誰が見ても肥満に見えません。しかし、筋肉量が少なく、骨が細いために脂肪が多少多くても見た目でわからないだけなのです。私はもともと骨細で筋肉がつきにくく、若い頃はもっともっと華奢でした。今は瘦せ型よりの普通体型ですが、中身は結構脂肪が多めです。
ダイエットのモチベーションが保ちにくい
よく隠れ肥満の話をすると、隠れてるだけいいじゃない?私は隠れてない肥満よ♪なんて冗談を言ってくれるママ友がいたりしますが、隠れ肥満のリスクは肥満のそれと全く変わりません。それどころか、見てわかる肥満の人は皮下脂肪を蓄えている率が高いのに対し、隠れ肥満は内臓脂肪になっていたり脂肪肝になっていたりと、実はリスクが高い人が多いのです。また隠れ肥満は見ためが肥満でない為、ダイエットのモチベーションを保ちにくいのも一つのデメリットであると私は考えています。
体重よりも重要なのは体脂肪率!隠れ肥満のリスク
隠れ肥満はどんなリスクがあるのか?
前述のように、かくれ肥満は内臓脂肪や脂肪肝の人が多くいます。 BMIが正常値でも、内臓を脂肪が包んでいる状態は糖尿病や心臓血管疾患のリスクが増加します。 かくれ肥満は内臓脂肪が蓄積している状態である事がほとんどなのです。
隠れ肥満の人は筋肉が少なく骨格が細いことが多い
隠れ肥満の人は、筋肉量が減少している可能性が高く、転倒したり、骨折するリスクが増加します。また体重が実際の肥満率より低く出てしまうのは、骨格の細い骨細さんであることが多く、骨太さんに比べて、単に骨の分軽いだけなのです。
骨太か骨細かを判断する基準
骨太か骨細かを判断するにはレントゲン写真を見ればすぐにわかりますが、自分のレントゲンをその他大勢の人と比較するのは現実的とは言えません。そこで、簡単に骨太か骨細か判断する指標の一つに「手首の太さ」や「肘関節の幅」を基準とした判断方法があります。
骨太か骨細かの判断基準①手首の太さ(女性)
手首の太さは、骨が一番出っ張っているところで、メジャーテープで測定します。
以下女性の場合の骨太・骨細基準です。
身長157cm以下の手首周りの太さ
- 細い 14cm未満
- 標準 14cm~14.6cm
- 太い 14.7cm以上
身長157cm~165cm以下の手首周りの太さ
- 細い 15.2cm未満
- 標準 15.2cm~15.8cm
- 太い 15.9cm以上
身長157cm~165cm以上の手首周りの太さ
- 細い 15.9cm未満
- 標準 15.9cm~16.5cm
- 太い 16.6cm以上
骨太か骨細か判断基準②肘幅(男女)
【身長】 【肘幅 標準】
146cm~159cm 5.7cm~6.4cm
160cm~179cm 6.0cm~6.7cm
180cm~190cm 6.3cm~7.0cm
隠れ肥満の人は痩せると貧相になり過ぎる?
私も隠れ肥満気味なのでわかるのですが、隠れ肥満の人が、頭ではダイエットをした方が良いとわかっておきながら、思わずしり込みをしてしまう一番の理由は、今現在の見た目に問題が無いためです。もしダイエットをすることで痩せすぎて貧相に見えたらどうしよう?と不安に思ってしまうのです。
しかし、脂肪を減らしたからと言って必ず貧相になるとは限りません、見た目を変えたくないのであれば、脂肪と筋肉を置き換えればよいのです。隠れ肥満の人は決まって筋肉量が少なく、そのせいで脂肪が多くても見た目にわからないのです。実際問題、脂肪も筋肉も多い人の方が、脂肪は多く筋肉は少ない隠れ肥満の人よりも健康的で痩せやすかったりするのです。
骨格筋(筋肉)量は増やせる
体重のうち「骨格筋の重さ」が占める割合 のことを骨格筋率と言います。 筋肉には、体を動かすための「骨格筋」、内臓を作っている「平滑筋」、心臓を作っている「心筋」があります。このうち、運動などによって増やすことができるのは「骨格筋」だけです。つまり、骨格筋は運動やダイエットの成果が出ているかどうかを判断する指標になります。 骨格筋を増やして基礎代謝がアップすれば、エネルギーを消費しやすい体質、つまり太りにくい体質になり、筋力も高まって活動的な生活を送ることができます。
まとめ
いかがでしたか?貴方は自分の体脂肪率を計ったことがありますか?殆どの人は見かけ通りの体脂肪率だと思いますが、たまに私の様にBMIと体脂肪率の評価がかけ離れている人がいます。前述したように隠れ肥満は骨細で骨格筋も少ない人が多く、とても健康体とは言えません。また内臓脂肪や脂肪肝のリスクも高まります。
隠れ肥満の人は見た目に問題が無いためダイエットをしようというモチベーションが保てませんが、健康リスクはとても高く、特に筋力が弱いので骨格筋を増やす必要性があります。実際ダイエットというより、隠れ肥満の人に必要なのは筋トレです。
貴方が少しでも自分を隠れ肥満と疑うのであれば、まずは食事療法も大切ですが、筋トレで筋肉をつけていくことを一番に考えましょう。