巷でよく聞くパーソナルカラーって何?
1980年代頃からアメリカで流行し、その後日本にも伝わったパーソナルカラー。
パーソナルカラーとは簡単に言うと、生まれ持った自分の肌色や髪、瞳の色になじむ色のことで、その人に一番“似合う色”のことを指します。
パーソナルカラーの色のベースはイエローかブルーに分類され、それぞれイエローベース(イエベ)、ブルーベース(ブルべ)と表現されます。また、色の三属性と呼ばれる色相・彩度・明度の特徴によって四季の春・夏・秋・冬のグループに分けられます。振り分けた色は季節の中に現れる色のイメージであることから、このように呼ばれているそうです。
パーソナルカラーは加齢とともに変わるって知ってた?
パーソナルカラーが世に出た頃は、一生変わらない似合う色!という謳い文句でしたが、最近では変わることもある、という説が有力の様です。パーソナルカラーが変わる要因は?というと、日焼け、老化、食生活の変化などによる後天的な肌色の変化です。
日焼けは勿論ですが、歳をとると肌色の変化は、くすんでツヤがなくなったりします。食生活の変化についてはイメージがつきにくいかもしれませんが、例えばお酒を全く飲まなかった人が多く飲むようになると、基本の顔色がくすんできたりします。このことは何となくですがイメージがつきますよね?このように後天的な要因でパーソナルカラーが変わる可能性があるのです。パーソナルカラーは生まれ持った肌・髪・瞳の色に合う色ですが、後天的な肌色の変化によってパーソナルカラーが変わる可能性があるというのは面白いですね。
時折自分のパーソナルカラーを振り返ろう!
そういうわけで、若い頃のパーソナルカラーが数年後には変わってしまっているということも珍しく無いのです。歳をとって肌がくすんできたり、人は日々変化しますから、自分のパーソナルカラーはコレ!と決めつけてしまわずに、数年ごとにマメにチェックしていくようにしましょう。
以下、パーソナルカラーについて軽くまとめてみました。自分のパーソナルカラーを知っているという人も、もう一度振り返りのためにチェックしてみてください。
イエベ春タイプ
黄みが強く明るめの色で、フルーツの色を思わせる可愛らしくキュートなイメージです。似合う色はスカーレットやコーラルピンク、アプリコット・アップルグリーンなどがあげられます。このタイプは肌色・髪色・瞳の色が黄味よりの明るいベージュの方です。明るい色が似合うので、可愛らしく元気な印象に見えます。
ブルベ夏タイプ
青みが強く明るめの色で、初夏のひまわりのような清潔感があり、上品なイメージです。似合う色はラベンダーやスカイブルー、ライトレモンイエロー・ローズレッドなどです。お肌の透明感が強いのが特徴と言えます。
イエベ秋タイプ
黄みが強く暗めの色で、山の紅葉のような落ち着いたナチュラルなイメージです。似合う色はサーモンやマスタード、テラコッタ・オリーブなどです。このタイプはオークル系の肌色・髪色・瞳の色が特徴で、健康的でかっこいい女性というイメージに見えます。
ブルベ冬タイプ
青みが強く暗めの色で、モノトーンのイメージ。クールだけど華やか、スキー場で映えるような人で、ネイビーブルーやスカーレット・ビリジアンなどが似合います。実はこのタイプは日本人には一番少ないと言われています。黒髪が良く似合うので、明るいブラウンなどは避けた方が良いでしょう。
パーソナルカラーの簡単診断をしてみよう♪
プロにお金を払って診断してもらってもよいですが、自分がどのタイプになるのか簡単なセルフチェックでも診断ができます。次の5つの項目のうち、A~Dどれに多くあてはまるのかをチェックしてみてください。
【瞳の色】
A:色素の薄い明るめのブラウン
B:赤みのあるブラウン
C:暗めのブラウン
D:ブラック
【髪色】
A:光に当たると透けるようなブラウン
B:毛質の柔らかいブラック
C:濃いブラウン
D:ツヤのあるブラック
【肌の色】
A:黄味よりの明るいベージュ
B:ピンクよりの明るいベージュ
C:オークル系で肌がくすみやすい
D:ピンクよりの色白で、血色があまりない
【唇の色】
A:淡いサーモンピンク・薄いベージュ
B:ピンク・ローズ系で血色がある
C:オレンジ系やベージュ系で血色が落ち着いている
D:血色があまりない
【アクセサリー】
A:ツヤがあり高級感のあるゴールド
B:ツヤ感をおさえたプラチナやシルバー
C:黄味の強いゴールド
D:ツヤのあるプラチナやシルバー
ABCDそれぞれ自分が一番多かったものが貴女のタイプです。Aが一番多い人は、イエベ春タイプ、Bはブルべ夏タイプ、Cはイエベ秋タイプ、Dはブルべ冬タイプです。パーソナルカラーがわかれば、服のコーディネートやメイクがより素敵になります。自分に似合う色は、自分を美しく見せてくれる色でもあるので、頭の片隅に入れておきましょう。
まとめ
自分に似合う色を指すパーソナルカラーですが、春夏秋冬のタイプに分類され、それぞれ季節に自然と現れる色が基調となっています。イエローベースの人は、イエローよりの色が調和し、ブルーベースの人は、青みよりの色が調和します。
昔はパーソナルカラーは一生変わらないと言われてきましたが、最近では後天的な要素で変わるものだという認識が強いようです。肌の色は老化や日焼け食生活などでも微妙に変化します。自分に合ったパーソナルカラーを身に着けると、顔色が良く健康的に見えるといいますから、パーソナルカラーをたまにはチェックし直してみて、一番素敵で見える自分でいたいものですね。