身長もお金で伸ばせるってホント?
子育てをしていると、自分の子供の身長を気にしているママ友が多いことに気付く時があります。
食べ物や睡眠時間の確保など、子供の頃は身長も努力で伸ばせる幅があるからでしょうか?
以前も記事にしましたが、セノビックなどの身長促進をうたう成長ドリンクはよく話題に上ります。
これらに一度は手を出したという人も多いのではないでしょうか?
大人になってからじゃ身長は伸ばせないと思っているからこそ、子供の頃に背を伸ばしてあげたいと躍起になる親がいるわけです。
そもそも身長は骨の端にある骨端線(成長軟骨板)という部分で伸びていきますが、 この部分は成長とともに幅が狭くなっていき、成長が終了すると線が見えなくなります(骨端線の閉鎖といいます)。
こうして骨端線が閉じることで、子供の骨は大人の骨になるわけで、通常ならばそれ以降は決して伸びることはありません。
しかし、先日偶然Youtubeを見ていたら、身長を伸ばすイリザロフ法という手術を受けて背を伸ばした医師の男性が出てきました。
このイリザロフ法を使えば、時間とお金はかかるし、リスクはそこそこあるけれど、骨端線の閉鎖後も、医学の力で背を伸ばすことが可能なのだそうです。
この男性の動画は大変話題になり、このYoutube番組を見て、大金と時間をかけて背を伸ばした人が他に何人も出たのだそうです。
身長を伸ばす整形手術、イリザロフ法とは
この身長を伸ばす手術、イリザロフ法の歴史は実は古く、半世紀も昔にロシアのイリザロフ医師によって考案された手術法だそうです。
日本でも、できるクリニックがあるようですが、費用はほんの数センチ伸ばすのに1千万を優に超えるそうです。
この費用面での問題点を解決すべく、このYoutubeの医師の男性はお金を貯めてアルメニアまで行き、何か月もかけて入院してリハビリも受けて背を伸ばしたというのですが、その費用は10㎝で500万円位だったそうで、日本に比べて破格なのだそうです。
このイリザロフ法は簡単に言うと一旦骨を折って、その骨再生を利用して骨を伸ばすというものです。
足の骨を切断して、骨が再生していく過程で専用の装置をつけて固定し、神経に損傷が起きない程度に少しづつ引っ張って伸ばしていき、足を伸ばすのだそうです。
当然立ち上がることは出来ませんから何日も入院する羽目になりますし、入院してずっとベットの中にいると筋力がどんどん低下していきますから一定のリハビリも必要になってきます。
ですからシンプルな手術に見えて、時間もお金もかかる治療法なのだそうです。
低身長の人が整形で背を伸ばすのは詐欺?私の見解
このイリザロフ法の話で先日ママ友と盛り上がりました。
何でそこまでするんだろうね?ちょっと費用と時間かかり過ぎじゃない?
という人もいれば、
まぁコンプレックスは排除するのもアリじゃない?
という人もいたりして、意見は十人十色です。
でも女性の厚化粧や整形は騙されたって言う人がいるのに、背が高い人と思って結婚して、実は低身長遺伝子とか詐欺じゃない?と、あるママ友が言いました。
私は自分が無駄に高身長なので、相手に高身長遺伝子を求めたことが無く、隠れ低身長遺伝子が詐欺という発想に少し驚いたのですが、周りのママ友は皆彼女の意見に同意しているふうでした。
身長でも顔でも、生まれ持った体の傾向というのは遺伝しますから、整形したか否かを結婚する前に相手に告知すべきかどうかは難しい話ですよね。
ただ個人的には夫婦間の隠し事は嫌なので、私だったら(気にしないし)カミングアウトして欲しいななんて思ったりします。
その方が色々フォローもできますしね。
まとめ
今日は成長が止まった後も身長を伸ばすことができる整形手術、イリザロフ法について話をしてみました。
イリザロフ法は、簡単に言うとわざと骨を折って、折った部分を固定し、少しづつ伸ばしていくという手術になります。
指が折れて治ったら少し太くなったなんて話は誰でも一度は聞いたことが有るかと思いますが、イリザロフ法はその骨折後の骨形成を利用して骨を伸ばしていく手法です。
今回イリザロフ法で背が伸びた男性の話をママ友としていたら、高身長遺伝子の男性と結婚したと思ったら子供が低身長になるかもしれないなんて詐欺だという声が聞かれて、結構シビアな問題だなと感じました。
しかし、整形した人が整形を隠すというのはよく聞く話ですが、イリザロフ法で背を伸ばした人がそれを隠すのは年齢によっては難しいんじゃないかな?と個人的には思います。
だって20代後半の男性が半年で10㎝伸びたら何だか変だと思いますよね。
まぁ個人的にはこのYoutubeの男性のように堂々と公表して新しい人生を歩むのが、コンプレックス克服にはベストかな?と思います。