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クリニックコスメ

ユークロマプラスクリーム(ハイドロキノン)を個人輸入した感想や使用感と注意点

ハイドロキノンとトレチノインを使った東大式

医療用の美白成分と言えばハイドロキノン!

医療用の塗り薬で美白効果が有るものの代表がハイドロキノンであることは広く知られています。そのハイドロキノンと肌のターンオーバーを促すトレチノインを組み合わせて医師の指導の下行われるものが東大式に代表される有名な美白治療であることは、美容に詳しい方ならご存じかもしれません。

ハイドロトレチ(トレチハイドロ)で美白治療したことがある人ならわかると思うのですが、ゼオスキン(旧オバジ)に代表されるように、肌の反応が激しいハイドロトレチの治療は医師の監修のもと肌の様子を見ながら行うことが基本前提になります。私も以前記事にしましたが、メラフェードという医療用コスメ(ハイドロキノンとトレチノインが入った製品)を、コロナ前は年に一度主治医から購入していました。

基本的にハイドロキノンは副作用の問題もあり、長期使用は勧められていません。ですから私は年に一回だけ2か月ほどメラフェードでハイドロトレチをする・・・それ以外は日々のケアで賄って、ちょっと肌の調子が悪化したら予算が許す範囲で軽い光治療をする、という美容ルーティーンを組んでいました。

私が今回わざわざ個人輸入までして、何故ユークロマプラスに手を出したのかと言うと、コロナ禍で美容目的で皮膚科に行くのが気が引けるので、自分でハイドロトレチをしてみようと考えたからです。しかし成分が強く副作用が出たら嫌なので、ハイドロキノン2%、トレチノインも0.025%と、ゼオスキンやメラフェードの半分の成分量であり、皮膚の炎症を防ぐステロイドも入ったユークロマプラスを、短期間だけ試してみようと思い購入しました。

ユークロマプラスクリーム
(メラケアフォルテクリーム)の成分と効能

ユークロマプラスクリームの成分量

ユークロマプラスクリームは日本国内においては、現状未承認のため処方されていません。成分構成は、ハイドロキノン2%/トレチノイン0.025%/モメタゾンフランカルボン酸エステル0.1%となっています。因みにメラケアフォルテクリームとして売られているものも全く同じ成分になります。

ネットなどで見るユークロマプラスは白地にブルーの柄ですが、何故かパッケージ変更したらしく私が購入したものは小豆色になっていました。

ハイドロキノン

メイン成分であるハイドロキノンは、強力な漂白作用があり、シミやニキビ跡などの色素沈着に効果があります。シミの原因となるメラニン色素の生成を抑え、メラノサイトを減少させるためシミができにくくなります。また、シミを薄くする還元作用があります。

トレチノイン

そして、もう一つの主要成分であるトレチノインは、強力なターンオーバー促進作用があり、表皮細胞を増殖させることで皮膚表面の角質が剥がれ、肌を生まれ変わらせます。皮膚の弾力やハリを保つために必要なコラーゲンに働きかけることで、肌の機能を活性化させシワを改善することができます。

モメタゾンフランカルボン酸エステル

最後に、今回注意して欲しいと感じた3つ目の成分である、モメタゾンフランカルボン酸エステルは、ステロイド外用薬で、炎症を鎮める作用があり、短期間で皮膚炎を抑えることが可能で、腫れ、赤み、かゆみ、痛みを和らげます。アトピー性皮膚炎などの発疹や皮膚疾患に広く使用されています。

この3つの有効成分を含んだユークロマプラスクリーム(メラケアフォルテクリーム)は、炎症やメラニン生成を抑えながら、ターンオーバーを促し白く美しい肌を作る医療用美白クリームになります。塗布した部位に大水疱を伴うアレルギー反応が生じた事例が報告されているので、使用する場合は、予め、パッチテストを行った上で使用してください。

ユークロマプラスの使用注意点

今回のブログはズバリこれが書きたくて執筆しました。今回私はこの製品の口コミ欄を読んでいて、あまりにも沢山の人が無防備にこの薬を個人輸入して誤った使い方をしているのが気になり、ブログに書くことにしました。

私は自己紹介には書いていないのですが、薬剤師資格を持っており、ある程度のことがわかるので自己責任でこのクリームを個人輸入し、自分に使用しています。上述のようにユークロマプラス(メラケアフォルテクリーム)は2%のハイドロキノンと0.025%のトレチノインを使用しており、美白の王道である東大式のハイドロキノン、トレチノイン療法を比較的濃度低めで行いながら、強めのステロイドで炎症を抑えているクリームになります。

この強めのステロイドと言うのがポイントで、このモメタゾンフランカルボン酸エステル0.1%は成分的にⅡ群(Very strong)に分類されるとても強い部類のステロイドであり、通常5段階表示でⅡ群(very strong)とⅠ群(strongest)に分類されるステロイド外用薬は、その取り扱いに医師や薬剤師など専門家の管理が必要であるため、医療用医薬品(医師の診察を経て処方されるお薬)としてのみ用いられています。

この成分は通常医師の指導下でも顔への2週間以上の連続使用は推奨されていません。またヒトの皮膚と言うのは部位によって吸収率が異なり、この強さのステロイドは推奨されているのは基本、体幹部での使用になります。それなのにこの製品の口コミに陰部の黒ずみが嫌でずっと使用している、綺麗なピンク色になってきて満足している、などと言うコメントが普通にのっていてとても驚きました。陰部などは薬を最も吸収しやすい部位で、通常ステロイドをやむなく使う場合は最も効果が弱いものから使用します。ですから健康な陰部に使うなんてもってのほかなのです。

最後に

今回私は自己責任のもとユークロマプラス(メラケアフォルテクリーム)を個人輸入して使用感を試してみたりしたわけですが、使用予定も7日を超えない予定で、塗る場所も吸収率を考えて調整しています。厳密に言うと通常ならば健康な顔には塗布しない方がよいステロイドです。私は以前円形脱毛症を発症した時にこのレベルのステロイドを頭部や生え際に塗布した経験があり、自分の体との相性もだいたい理解しています。その私でも7日を超えるつもりはないのです。

しかし今回、ネットで検索していたら驚くほどたくさんの人々が無防備にこのクリームを使用していることにとても驚きました。また個人輸入業者も無責任にも陰部や乳首が綺麗になります、とか、3か月ほど使用してみましょう、とか書いている会社もあってビックリしました。

勿論副作用は個人差があり、何とも無い人もいますし、副作用の人種差もあり、輸出先の国ではそのように長期使用されていることもあるのかもしれません。しかし私たちはやはり日本人ですし、日本の基準に従うべきだと思います。

最後に、これはあくまで私が私用に自己責任で考えた処方ですが、このユークロマプラスを7日間使用した後、ユークロマ(ハイドロキノン4%のみ)を5週間ほど使用してみようかと思っています。日中は使わず、日が落ちたらシャワーを浴びてからユークロマプラス(もしくはユークロマ)を塗り、朝起きたらまたシャワーでしっかりと洗い流したのち、十分な保湿とビタミンCを入れ、たっぷりと紫外線吸収剤不使用の日焼け止めを塗る、というサイクルです。

夜だけなので攻めの処方ではありませんが、私は日焼け止めを塗っていても日中のハイドロキノンは副作用が不安なので使用するのが好きではありません。また、強いハイドロトレチは必ず肌が剝けるのでステロイドの力を7日間だけかりるつもりで自己責任でこの処方を組みました。

完全に自分の体を使った実験なので結果はどうなるかわかりません。また後日その経過をブログでアップしようと思うので、気になる方は後日チェックしてみてください。

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アラフォー理系ママです。化粧品、美容医療、ダイエット、サプリメント、食、ファッション、旅、教育、その他お得情報etcを体験談やデータに基づき比較検証しながら日記形式で気楽につづっています。橋本病(甲状腺機能低下症)を持病に持ちながら、前向きに健康と美を追究しています。 ※Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています
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