中学受験は志望校選択のために必ず文化祭に行こう
皆さんは中学受験の志望校をどのように決めましたか?家から近い、大学合格率が高い、大学までエスカレートで行けるetc…色々な理由があるかと思います。
しかし一番大切なのはその子供にあった校風であるか否か、簡単に言うと、子供が行きたいと思えるか否かが重要だと私は思います。その校風や学校の雰囲気を知るのに文化祭は最適な行事です。
文化祭に行けないならば運動会や部活動見学会でもOK
今はコロナで文化祭見学に行けない学校も多いかと思います。また都心は校舎も狭く、人気校に外部の人が押し寄せると大変なことになるので規制をしている学校も少なくありません。入場券をゲットできなくて第一志望の文化祭に行けなかった人などもよく聞きます。
学校側もそのことをわかっていて、文化祭に行きたくても行けなかった人のために運動会を開放していたり、部活動見学会を開いたりしているところもあります。自分の志望校のホームページをこまめにチェックして、学校の様子を早めに見に行くことが志望校を目指す子供のモチベーションを上げるためにも重要なことになります。
4年生ではチャレンジ校~第一志望の文化祭に行こう
偏差値が全然届かない学校を見に行けるのは4年生まで
我が家は小4の頃娘の志望校選びのために共学2校と御三家2校新御三家1校の文化祭を見学に行きました。正直この時期の彼女の偏差値から見ると、新御三家の女子高以外は射程距離ですらなかったと思います。
しかしまだ4年生と言うこともあり、まだまだ伸びしろがあるから頑張ってねと言う意味も込めて上位校から見学に行きました。私がなぜ小4で上位校を見に行くべきだと思うかと言うと、娘は小5が一番成績が悪く、小5の段階で文化祭見学をしていたならば、恥ずかしくて心理的に御三家レベルは見に行けなかったと思うからです。
4年生~5年生の偏差値は6年生と関係ない
小5で一旦成績が底になった娘ですが、しかし結果として小4で文化祭を見て一番行きたいと思ったチャレンジ校にその後努力して合格することができました。彼女のSAPIX偏差値は小5から小6にかけて10以上伸びたのです。
中学受験は途中から参戦してくる子供や、習い事に重きを置きながら気楽にやっていたけれど途中から本気モードでラストスパートをかけてくる子供など沢山のタイプのお子さんがいます。4年生や5年生の頃の偏差値は関係ないと言ってしまっても過言ではありません。本気で見るべき偏差値は6年生の夏明けくらいからです。
中学受験の戦いは長く、途中で必ずスランプの時期があります。それでもあの学校に行きたいと子供が目標を持って頑張れるように、目標設定は早め早めにするのが大切です。
5年生では第一志望~滑り止め校の文化祭に行こう
5年生は幅を広げて滑り止め見学も忘れずに!
4年生でチャレンジ校~第一志望の学校の文化祭に行けなかった人は、偏差値が届いていなくても5年生で行きたい学校の文化祭に行ってください。
そのうえで重要なのはこの段階で滑り止めの学校の中で、行ってもよいと思える学校を見学しておくことが重要です。正直小6では文化祭に行っている暇などないからです。
6年生では文化祭に行けないと思ってよい
文化祭は基本秋にあることが多く、受験生である小6は夏が終わり、完全なラストスパート、追い込みの時期です。
塾のスケジュールも詰まっていますし、この時期は文化祭などに行っている場合ではないというのが現実です。
6年生はおしりに火がつかない子だけ文化祭に行こう
6年生は基本文化祭に行く時間は無いが・・・
前述したように6年生は基本的に文化祭など見に行く時間はありません。しかし稀に小6の秋になってもおしりに火がつかないお子さんがいらっしゃいます。
そういう方は子供のやる気アップのために少しだけ文化祭に行くのもアリかもしれません。しかし滞在時間を意識して絶対に半日もつぶさないようにすることが大切です。
6年生に対してやってはいけないこと
この時期に一番してはいけないと思うのが、滑り止め校の見学です。子供は心底第一志望に行きたいと思っているのに、偏差値が届かないがために親が不安になって下位校の文化祭に連れて行くというケースがたまにあります。
この行為は時間的に問題があるだけでなく子供の心理面においても頑張る意欲をそぐ行為となり、とてもマイナスになります。滑り止めや下位校の見学は必ず5年生までに行くことをお勧めします。
まとめ
中学受験において、文化祭は外部の人間が学校の様子を見ることができる格好のイベントとなります。未だ志望校を決めていない人も決めている人も、早め早めの文化祭見学をお勧めします。
早めの文化祭見学は子供の目標設定を早く決めることができるキッカケとなりますし、何より年齢が上がっていくほど文化祭見学に行く時間が無くなってしまいます。
特に人気校は入場券があっという間になくなってしまって、第一志望だったのに見に行けなかったなどと言うことにもなりかねません。
子供は一人で文化祭に行くことができないので、親が意識しては早め早めの文化祭見学をスケジュールに組み込んでおくことが重要になります。