アメリカ人はクルーズが大好き
現在コロナの影響でクルーズ会社の株は軒並み底辺まで下がっています。日本に停泊したクルーズ船のコロナのイメージからクルーズそのものの印象が悪くなっている日本人も多くいるでしょう。クルーズなんか懲り懲りな日本人と相反して米国のクルーズ社の株は今が買い時と安値で購入する人が沢山います。彼等はこのような大変な時期でもクルーズ会社が倒産しないと思っているので株を買うのです。
アメリカでは庶民の娯楽であるクルーズ
多くの日本人から見るとクルーズ会社なんてもうコロナで駄目でしょう?と思われるかもしれません。しかし日本人が思っている以上にクルーズ旅行は米国民に人気があり生活に根付いています。
日本人のイメージでは豪華客船で長旅なんて一生に一度の贅沢なイメージですが、米国ではクルーズは庶民の娯楽であり、価格も日本人のイメージするものよりずっと格安です。クルーズ船の中で働く人は大抵が東南アジアなどの賃金の安い国の人が多く、そもそもの人件費が安いうえに単価の高い都会の土地の上に建つホテルと違い、クルーズ船は船なので船を作ってしまいさえすれば維持点検をして長く使うことができます。
アメリカで家族でクルーズ旅行をした話
ボルチモア発のクルーズに参加
私が初めてクルーズに乗ったのはワシントンDC近郊に住んでいた時でした。DCには海が無いので港のあるボルチモアまで車で行き、クルーズ社の指定する駐車場に車を置いて搭乗手続きを済ませてから船に乗り込みました。年末のクルーズで、ほぼ満席のクルーズだったせいでしょうか?搭乗手続きに恐ろしいほどの時間がかかったのを覚えています。
カリブ海域のニューイヤー便でも普通にお手ごろ価格
我が家が参加したカリブ海クルーズは6泊7日でフロリダ経由でカリブの島々をまわって帰ってくるというものでした。食事もチップもオールインクルーシブで大人一人700ドル切る価格でした。しかも年末でニューイヤーカウントダウンのParty付きです。3食チップ付きでアルコール飲み放題でベランダは無いけど海の見える窓がある部屋です。皆さんの想像よりずいぶん安いのではないでしょうか?
高齢化社会を迎え日本もクルーズが人気になるかも?
船の中は8階建てでプールも温水ジャグジーもあり複数のレストランに劇場、カジノ、ショップ、エステにジムなど驚くような設備です。今は日本でもクルーズが少し安くなってきましたが、当時はもっと小さな船で設備も大したことのないものがこのクルーズの3倍くらいの価格で販売されていました。
正直これだけ安かったら普通に飛行機、レンタカー、ホテル、レストランと全てお金を払って旅行するよりもお得です。子供がまだ小さかったので移動が楽なのも素晴らしいメリットでした。周りを見渡しても移動が大変そうなお年寄りや障がい者の方が多く見受けられたので、そういう層にも人気なのだと思いました。海に囲まれ、これから高齢化社会を迎える日本にもクルーズは伸びしろのある娯楽の一つだと思います。