目の下のクマには三種類あるって知ってた?
最近Youtubeで雨上がり決死隊の宮迫さんが目の下のクマをとる整形手術を受けたことが話題になりました。
他人の目の下のクマはそんなに気になりませんが、私も自分のクマはいつも気になります。クマとは、目の下に影があり黒ずみや暗くなっている状態のことを言い、血流のうっ滞、メラニン色素の沈着、脂肪突出、皮膚のたるみや骨の萎縮など様々な原因があります。そしてこれらのクマは青クマ、茶クマ、黒クマと3つの種類に分けられます。
若い人にも多い?血行不良が原因の青クマ
目の下が青紫色に見えるクマを青クマと言い、皮膚の下にある血管が透けていることが原因でおこります。子どもから大人まで、年齢関係なく現れやすいのがこの青クマです。 目の周りの皮膚は他の部分の皮膚よりも薄く、皮膚の下にある毛細血管が見えやすい場所です。この毛細血管に流れている血液は、健康な状態であれば鮮やかな赤色をしていますが、睡眠不足や疲れ、ストレス、冷えなどで血行が滞ってしまうと、暗い赤色に変化します。そのため、皮膚に透けて見えやすくなり、青クマを作り出してしまうのです。
青クマの見分け方
目の下の肌をやさしく引っ張ってみて、色が変化しない、若しくは少し薄くなる程度のときは青クマの可能性が考えられます。
くすみや色素沈着などが原因の茶クマ
目の下が茶色~褐色に見えるクマのことを茶クマといいます。茶クマはメラニン色素や血液中のヘモグロビンが古くなったヘモジデリンという色素が沈着したものを言います。
茶クマは目を擦ってしまう癖があったり、メイクを落とし切れていなかったりするとできやすくなるクマです。目の周りの皮膚はほかの部分の皮膚よりも薄く、デリケートであるため、目を頻繁に擦ることなどで色素沈着を起こしやすくなります。 また、紫外線ケアを怠っていると、シミができやすくなる部分でもあります。
加齢やお手入れ不足などで乾燥したり、ダメージを受けやすくなったりすると、色素沈着やシミができてしまい、なかなか元に戻らなくなってしまいます。
茶クマの見分け方
肌を動かしても色が変わらなければ茶クマ。茶クマの場合、肌自体に色がついている状態なので肌を引っ張っても色が変わらず、ついてくるのが特徴です。
老化のたるみなどの影による黒クマ、バセドウ病にも注意
目の下が青紫色に見えるクマのことを黒クマと言います。黒クマは皮膚の下にある血管が透けていることによるものです。
年齢を重ねるにつれてクマが目立ってきた、目の下がくぼんでいる感じがする、という方に当てはまりやすいのが黒クマです。黒クマは、青クマや茶クマと異なり、目の下の皮膚のたるみやくぼみなどにより、目の下に影ができてクマのように見えてしまうものを指します。その為コンシーラーなどで隠しづらく、マッサージなどでも改善しづらいのが特徴です。
黒クマの注意点として、バセドウ病という病気が隠れている場合があることです。バセドウ病は症状の一つに眼球が突出してくるというものがあり、そのせいで黒クマが発生することがあります。眼球が出て来たり、疲れやすかったり動悸が激しかったり何かしらの異常を感じる場合は速やかに病院に行きましょう。
黒クマの見分け方
鏡を手に持って上を向き、クマの色が薄くなったら黒クマの可能性があります。 黒クマはたるみやくぼみなどが原因なので、上を向くことで皮膚のたるみが引っ張られ、クマが薄くなるのです。
その他3つのクマの見分け方
クマの見分け方は上記以外にも幾つかあります。
クリアファイルなど透明な板で軽く圧迫する方法。
圧迫した時に色素が消えるなら青クマ、消えなければ茶クマ、目立たなくなるなら黒クマであると推測できます。
目尻方向へ皮膚を引っ張る方法。
引っ張るとクマと皮膚が共に動いたら茶クマ、皮膚のみ動いたら青クマ、引っ張ってクマが消えたら黒クマです。
クマはどうやって治していくの?化粧?整形?
青クマは血行促進&睡眠を十分にとる
青クマは、血行不良が原因になっているため、温かいタオルなどで目元をやさしく温めてあげるのがおすすめです。 また、睡眠不足や疲れ、ストレスなどが根本的な原因となっているため、しっかり睡眠をとったり、十分な休息をとったりすることも大切です。ほかにも、全身の血行を促すためにも、ウォーキングやストレッチなど軽い運動の習慣をつけることもよいでしょう。
茶クマは摩擦を抑え、紫外線ケアもしっかりとしよう!
茶クマの場合、目元への摩擦など、ダメージを抑えることが大切です。 普段からゴシゴシと目を擦る癖のある方や、クレンジングや洗顔などで擦り洗いをしている方はできるだけ肌を擦らないように気をつけましょう。
肌を擦らないようなクレンジング料や洗顔料に変えてみたり、しっかりと泡を作って擦らないように洗顔したりするのもおすすめです。 また、シミを増やさないためにも、日中はしっかりと日焼け対策をし、ビタミンCを内服したり、外用でも取り入れましょう。
黒クマはスキンケアや表情筋を鍛よう!ダメなら整形
黒クマは、加齢による肌のたるみやハリの減少などが原因のひとつと言われています。そのため、肌にハリを与える保湿ケアをしっかりと行いましょう。
また、目元の筋力を鍛える表情筋トレーニングなどを取り入れるのもおすすめです。 黒クマの場合、たるみやくぼみなどが原因となっているため、すぐに改善することは難しいといえます。そのため、継続的にケアをしていくことが大切です。眼輪筋トレーニング(※眼輪筋:目の周りを取り囲む表情筋のこと)など瞬きを繰り返し行うことで表情筋を鍛えられます。1日1分くらいが目安です。これらの努力をしてもどうしてもダメなら整形をすることになります。冒頭の宮迫さんはこのタイプのクマだったのだと思われます。
まとめ
いかがでしたか?クマとひと口に言っても種類は三つあり、自分のクマがどのクマに属しているかによって対処方法も全然違うということがわかっていただけたでしょうか?
クマの違いによって、コンシーラーやファンデーションで隠すにしても選ぶ色やテクスチャーが違ってきたりもするものです。
クマが気になる方は今一度自分のクマと向き合ってみて、どのクマに属するのか理解してから目の下のクマ対策をするようにしましょう。