虫よけスプレーの臭いが嫌い?アロマで作ってみよう!
今日息子と夫が外遊びをするというので、息子に虫よけスプレーをしようとしたら、嫌な顔をして「虫よけスプレーって臭いよね、ママが前に作ってくれたダニ除けのアロマオイルじゃダメなの?アレいい匂いだから好きだなぁ」と聞いてきました。
もう虫よけスプレーをした後だったので、アロマオイルはつけずにそのまま出かけて行ったのですが、彼らが出かけた後、ふと、息子はきっとティーツリーオイルのことを言っているのだな、と思い、ティーツリーオイルはダニやシラミには効くけど、蚊よけでは無かったような気がするなぁ?私はその分野に以前興味があって色々学んでいたことがあったので再び復習のために見直してみました。
虫よけアロマと言っても虫によって効果は様々
ダニやシラミに有効なティーツリー
以前私はブログで、シラミ除けにはティーツリーオイルが万能であるという記事を書きました。その理由が、ブログでも書いた通り、アメリカのドラッグストアで売っていたシラミ除けオーガニックスプレーなるものの主要成分が、ティーツリーオイルだったからです。
またアメリカでは普通のスーパーにお手ごろな価格でティーツリーオイルが売っていて、私はTrader Joe’sのティーツリーオイルを愛用していたのですが、本当に安くてガンガン使えるので気に入っていました。ティーツリーオイルは、とてもいい匂いで、娘は幼稚園に行くときに、「ママ、シラミよけの香水つけて頂戴」と私にお願いしていたほどです。
しかし調べた結果によると、ティーツリーオイルには刺された後の殺菌静菌作用はあるが、蚊などの虫よけになる効果は私が探した範囲では見当たりませんでした。
蚊よけに有効なアロマは何?
成分から見よう!蚊よけになる成分は?
ティーツリーオイルがダメなら何が良いのだろうと調べた時、蚊の虫よけとして、最も忌避効果(虫よけ効果)が高いと考えられているのはシトロネラールであることがわかりました。このシトロネラールは 蚊、ブユ、ダニに強い有効成分です。他にも、シトロネロールやメントールなど、蚊に効果的な成分はいくつかあるようです。
しかし、蚊に有効的な成分の中でも注意しなければならないのはゲラニオールと酢酸ゲラニルです。ゲラニオールと酢酸ゲラニルは蚊やノミ、ダニ、ブユなどには効果的ですが、逆に蜂が寄ってくるという効果もあるからです。蚊やダニが嫌で虫よけを作ったのに、蜂が寄ってきては意味が無いですよね。
蚊よけ成分の入ったアロマは?
これらの蚊よけになる成分をふまえてアロマオイルを選んでいくと、候補となるのは、シトロネラ、ユーカリレモン、ゼラニウム、レモングラス、少し弱いけどペパーミントです。
しかし、ユーカリレモンとペパーミント以外には実はゲラニオールや酢酸ゲラニルが含まれています。つまり、蚊も蜂も避けたいならユーカリレモンとペパーミントが選択肢として残り、一番効果のあるシトロネラールという成分を含んでいるという意味で、最もお勧めなのがユーカリレモンになります。
虫よけスプレーの作り方
虫よけスプレーの作り方は超簡単!
キャリアオイル5mlに精油10滴を加え、よく混ぜ合わせる
キャリアオイルはどれを使ってもスプレーを作ることはできますが、品質が安定していて、比較的粘性の低いホホバオイルがお勧めです。キャリアオイルの代わりに、無水エタノールを使うこともできます。エタノールを使えば、エッセンシャルオイル(精油)と水を完全に混ぜ合わせることができます。
スプレー付き遮光瓶に移した後、水45mlを加える。
使用する水は水道水でOKです。アロマテラピーでスキンローションなどを手作りする場合は、通常精製水を使いますが、虫除けスプレーの場合は、スキンケア目的ではありませんので、水道水でかまいません。
使用上の注意点
使用前に毎回軽く振ってから使いましょう。スプレーは時々付け直し、2週間程度を目安に使い切ってください。3歳未満の乳幼児には、エッセンシャルオイル(精油)はお肌に直接使ってはいけません。
お勧めのブレンド虫よけスプレーは?
一つのオイルであらゆる虫に万能な虫よけスプレーを作るのは困難です。お勧めはいくつかのオイルをブレンドしてあらゆる虫対策になるブレンドオイルを作ることです。最もポピュラーでお手軽なブレンドは例えば以下の3つになります。
ユーカリレモン + ペパーミント + ローズマリー
ユーカリレモンは蚊やブユなどの虫よけ効果のあるシトロネラールをたくさん含んでいます。そしてペパーミントは蜂が嫌う成分I-メントールを、ローズマリーはアブが嫌うカンファーを含んでいるので、この3つのブレンドで全体的な虫除け効果を期待できます。
まとめ
いかがでしたか?ひとえにアロマオイルと言ってもその効果は成分によって多岐にわたります。アロマオイルの素晴らしいところは副作用が少なく、ナチュラルで小さな子供や薬に敏感な人でも取り入れやすいところです。
何より息子の言うように、つけたくなるほどいい匂いなのですから、リラックス効果という意味でも生活に取り入れない手はないですよね。