American Girl Store は女の子のテーマパーク
前回American Girl Storeの記事を書きました。今回はその続きを書きたいと思います。
American Girl Store が大好きな場所に!
シカゴに移り住んでからほぼ毎日幼稚園の帰りなどお散歩ついでにAmerican Girl store に行くようになりました。たまにAmerican Girl cafe でピンクレモネードを飲んだり可愛いピンク色のクッキーを買って食べたりしました。
子供は興味のあるものには食いつくように学習します。American Girl doll の中には自分にそっくりなTruly Me dollの他に毎年映画とコラボして売り出される歴代のGirl’s of the year dollや、歴史上の主人公を映画化した映画の主人公であるhistorical American girl dollなど、何十体もの人形が並べられその服や小物やペット、ストーリー本迄こと細かに陳列されています。
娘はまだ字を習ったばかりなのに興味をもっていつも食いつくように展示品の説明やらパンフレットやらを読んでいました。
American Girl dollは教育を意識している
American Girl dollのおかげで読書週間がついた娘
我が家はこの後一年数か月で帰国することになるのですが、帰国した時期が幼稚園の年長であるにもかかわらず娘の英語力がこの後も伸び続けたのはひとえにこのAmerican Girlのおかげであったと私は思っています。
何故ならAmerican Girlは小さな子向けにつくられた物語からできており、映画や本がたくさん出品されているため、娘は後にこの本をすべて読み漁ることになるのです。また毎年新しい本が出版されるだけでなくAmerican Girl magazineなど常に新しい読み物が発行されているので主人が出張のたびにお土産に買ってきてくれるので、娘は楽しみながら英語に触れ続けることができたのです。
American Girl dollが親に支持されているわけ
American Girl doll が子供だけでなく親にも支持されていた理由は大きく分けて二つあります。
上質の本がそろっているから
特にhistorical American Girlのシリーズはその時代の少女たちの物語を追っていくことでアメリカ史を細かく学べるようにできているため純粋に勉強になります。
ステレオタイプ美女じゃないから
昔流行っていたバービー人形のように八頭身の金髪碧眼というステレオタイプの美女を子供が理想とするのではなく、自分そっくりの人形を大切にすることで自分自身を大切にしていくというメンタル面での効果があるのだそうです。
American Girl Store での誕生日会
おばあちゃんに買ってもらった人形と手作りのカーディガン
そんなAmerican Girl storeで誕生会を予約した数日後、義父母がシカゴに遊びに来ました。娘と義母と三人でAmerican Girl storeに行った際、義母が一体めの人形を娘に買ってあげたいと言ってくださったのでお願いしました。娘は何体もある人形の中から本当に真剣に自分用の人形を選んでいました。家に買って帰ると、義母はその日のうちに人形用のカーディガンを娘に編んでプレゼントしてくれました。
誕生日当日にはそのカーディガンを着た人形をもって皆でAmerican Girl restaurantで誕生日会の会食をしました。娘は大切な友達でも座らせるかのように自分の横の人形椅子に自分の人形を座らせていました。
見渡すと色んなタイプのファミリーがいる
平日ではありますがふと周りを見渡すと他に2組ほどが誕生会をしていました。
一組めの家族はとても裕福に見えました。American Girl Dollは一体が税込みで1万5千円から2万円くらいします。主役の女の子は人形を3体自分の周りに座らせ、その人形は3体とも高価なAmerican Girl store新作のドレスを着ていました。
対照的にもう一組の家族の主役の女の子はAmerican Girl dollでは無いおそらくウォルマートシリーズの18inch dollを大切そうに持っていました。
そして我が家のAmerican Girl dollは義母の手作りのカーディガンを着て、お行儀よく娘の隣に座っています。
各々がとても幸せそう・・・
アメリカには本当に沢山の人種や職業の人がいて千差万別です。
いつも思うことですが、アメリカの人は日本の人ほど自分と他者を比較しないように思います。自分は自分、我が家は我が家というスタンスが強いのです。
この二家族、いえ我が家も含めて三家族に共通に言えることは子供が皆とても幸せそうであったということです。3人の少女が3人とも自分の人形が一番かわいいと思っているのが見て取れました。
そして私もあの新作の高価なドレスを着ている巻き毛のお人形よりも、義母の手作りのカーディガンを着た娘にそっくりのお人形が世界で一番かわいいと思いました。