外見上親子で似やすいパーツと似にくいパーツ
以前ブログで、人の遺伝しやすい能力、知能IQ、頭の良さ、運動能力、肥満度などについて話題にした記事を書きました。その記事では主に能力について言及したのですが、今回は純粋に、人は遺伝的に外見上のどこが似やすいのか?と言うお題でブログを書いていきたいと思います。
親子と言うのは皆さんお解りの様に、外見的にもよく似ていたりします。しかしたまに余り似ていない親子も見受けられます。これらの似ていない親子は隔世遺伝で祖父母に似ているか、環境因子に左右されやすい部分が父母と似ていないために何となく違う外見になっている場合が殆どです。
遺伝的に親子で似やすい外見上の特徴
顔には遺伝的に親子間で似やすいパーツと似にくいパーツが存在します。最近の研究で特に似やすいとわかってきた顔のパーツは、大きく分けて「鼻」「アゴ(輪郭)」「目」の3カ所だそうです。顔がぱっと見でソックリな親子は、大抵この3つのパーツが似ていることが多いのです。
遺伝より環境因子で変わりやすい、親子で似にくいパーツ
遺伝的に似やすい顔のパーツとは逆に、親と似にくいのは、顔の中でも頬や唇といった筋肉でできているパーツです。これらは、例え元が遺伝的に似ていても、食事の仕方や呼吸の方法などで後天的に形が変わっていく部位です。よって次第に似なくなっていったりしやすい為、親子であっても似ていないと思われやすい部位になります。
特に遺伝の影響が強い顔の部位、鼻、アゴ、目について
鼻の形や高さ
最も遺伝の影響を受けやすい顔の部位は「鼻の高さ」という研究結果があるそうです。鼻は顔の中心にあり、人の印象を大きく左右する部位なので、人が誰かを似ていると判断する際、無意識に鼻を見ていたりします。
余談ですが、以前耳鼻科医の友人が、親と子では鼻の奥の骨格も似ているので同じ耳鼻科系統の問題を抱えやすいと言っていました。鼻はそんな目に見えない部分まで遺伝的影響をうけているなんてビックリですよね。
歯並びや骨格(アゴ(輪郭))
外見上の遺伝の中でも、骨格の80%は遺伝と言われるほど影響が強く現れ、顔のパーツの中で最も遺伝を受けやすいのが、あごの骨から形成される歯の形と言われています。
しかし、遺伝的要因がとても強い一方で、歯の形は生活習慣や食生活などから受ける影響も大きいですから、歯並びを良くしたいと考えるなら、これらを整えていくことも大切です。
具体的には、口呼吸の多い子供には、耳鼻科を受診させてみて、歯への影響が大きい口呼吸を見直していき、口の周りの筋肉を発達させるために、よくかんで食べさせる、虫歯をしっかりと治療するなど、日ごろから家庭でできることを実践していくといいでしょう。そして歯並びに関しては最終的に矯正歯科医に相談するという方法もありますから、過度に心配しなくてもよいかもしれません。
目の形、二重まぶた、黒目など
遺伝の影響を受けやすい目のパーツに二重まぶたがあります。
貴方は優性遺伝と劣性遺伝という言葉をご存じですか?遺伝子の2つの型のうち特徴が現れやすい遺伝子を優性、現れにくい遺伝子を劣性といいます。因みに最近では優性遺伝、劣性遺伝を「優劣」という語感を伴いやすく、誤解や偏見を招きやすいという理由から「顕性遺伝(優性遺伝)」「潜性遺伝(劣性遺伝)」と表記する動きがあるそうです。
話がそれましたが、この優性(顕性)・劣性(潜性)で見ていくと、二重まぶたは、一重まぶたよりも優性であり、遺伝の影響を受けやすく、より表に発現しやすいパーツであると言われています。
また、遺伝の影響を受けやすい別の目のパーツに黒目があります。黒目は、青や茶より表に発現しやすく、遺伝しやすいと言われています。また、目の大きさは、遺伝から来るものだと言われることがたびたびありますが、実際のところの目の大きさに差はなく、みなほとんど同じ大きさです。まぶたを開ける際の筋力の関係などによって、目が大きく見えたり、小さく見えたりするのだそうです。
その他、遺伝の影響をうける外見的要因
まつ毛の長さや毛深さ、髪の毛の問題
他に、遺伝の影響を受けやすいものにまつ毛の長さがあります。長いまつげは、短いまつげよりも優性であると言われています。また、まつ毛の長さには食生活や日頃のケアなども影響すると言われており、後天的な影響も侮れません。
また、皮膚の毛深さは遺伝によるものとも言われ、男性化に関わるたんぱく質などが遺伝情報に組み込まれています。ただし赤ちゃんの場合、まだ産毛が残っているだけで次第に抜けことも多いので心配はいりません。
ちなみに、男性に多く見られる髪の毛の問題ですが、これも遺伝による要因が大きいと言われています。
顔の形
丸顔や面長、卵型やベース型など特に女性は自分の顔型を気にしている人も多いのではないでしょうか?顔型がそっくりの親子を見たことは誰でも一度はあるでしょう。
人の顔形は、遺伝の影響を受けやすく、より表立って発現しやすいパーツであると言われています。
えくぼ
実はえくぼは、優性遺伝であり、遺伝しやすい顔のパーツの一つです。しかし、えくぼが顔にできるかどうかは、顔の筋肉や皮膚によるところも多く、年齢や性別によっても変わってくると言われています。
えくぼは、皮膚の柔らかい子どもや女性に出やすく、また、顔が痩せたり、加齢による顔のやつれなどからえくぼができることも多く、年齢によってえくぼがより目立つようになったということもよく聞きます。
実は私の娘と主人にはえくぼがあるのですが、右のえくぼが深くて左が浅いところまで似ていて、遺伝って面白いなぁとつくづく感じさせられます。
その他、遺伝が関わっている身体的特徴
- 身長・肥満度(BMI)・座高
- 頭の大きさ
- 耳の形、耳たぶの大きさ、耳垢のタイプ(湿っているか乾燥しているか)
- 筋肉の発達
- 胸の大きさ
まとめ
いかがでしたか?予想以上に外見上の遺伝的要因は強いと感じた人も多かったのではないでしょうか?ヒトの遺伝子はほぼ解明されてきており、遺伝子検査一つで色々なことがわかる時代になりました。
これら外見的な親子の遺伝しやすいパーツなど、子供の成長において参考にしていくと良いでしょう。例えば私は生まれつき歯並びが良いのですが、息子はそっくりの顎の形をしていて、今のところ綺麗に歯が生えてきています。ですから矯正に関しては全く心配していません。逆に歯並びが悪い親御さんで子供の顎の形が自分に似ているのであれば、早い段階から矯正治療をしていくことで問題を解決することができます。
このように遺伝的要因が強いものは良いものも悪いものも、子供はいずれ似てくる可能性があると考えて早めに対処することをお勧めします。