短時間で冷蔵庫掃除をするコツ
今回は私の冷蔵庫掃除のやり方について話したいと思います。
冷蔵庫はその持ち主の性格と生活がクリアに出る場所だと私は思います。いつも冷蔵庫がぎゅうぎゅうで賞味期限切れの食材を整理しきれていない人、逆に驚くほど合理的に細かく整理整頓されている人、など様々な人がいます。特に料理をしないタイプの独身の男性は冷蔵庫には水と酒しか入っていないという人も多いのではないでしょうか?
今回は電源を切らない場合の掃除ステップを紹介します。下記でも話しますが、私のおすすめは電源を切らない超短時間の掃除を秋冬春に行って、電源を切って徹底的にする掃除は夏に行うことです。
掃除する場所の順番を決める
冷蔵庫には幾つかの扉があります。冷蔵庫と冷凍庫のものもあれば野菜室がついたものもありますし、それ以上の扉が沢山付いたタイプのものもあります。
電源を切らないタイプの冷蔵庫掃除の重要なコツとして、決して一日で全てを掃除しようとしないことです。例えば野菜室を先に掃除すると決めた時は、少しづつ常温で置ける野菜や冷蔵室に移せる野菜を仕分けしながら使い、じりじりと野菜室を空にしていきます。
冷蔵室や冷凍室は空にするのが難しいでしょうから、数分だけなら外に出せるもの、他の場所(冷蔵庫掃除の時は野菜室や冷凍庫などに移動したり、冷凍庫掃除のときはクーラーボックスなどに移し替えたり)して時短掃除ができる準備を整えていきます。
季節を選んで行う
夏は電源を切る大掃除をする、と冒頭に書きましたが、理由は簡単で夏が一番暑いので、電源を切らないでドアを短時間でも空けると消費電力が凄いことになるからです。
夏の電源を切って行う大掃除は、一日で冷蔵室、冷凍室etc全ての扉を一気に掃除します。この掃除は数日前から計画を立てて行います。生ものをじりじりと減らしていき、常温で短時間置けるものを増やしていきます。また充分な量の保冷剤を用意し、冷凍庫の物はクーラーボックス等に移せるようにしておきます。
夏の大掃除以外は今回のメインの記事になりますが、それぞれの扉ごとに日にちを分けて時短で行うことがお勧めです。
タイマーを使って時間を計る
その日掃除する場所を決めたら、タイマーで計り、一気に掃除をはじめます。時間は冷蔵庫の大きさにもよるのですが、5~10分以内に行うのがお勧めです。
我が家は4人家族ですが私はいつも冷蔵室は8分くらい、野菜室は5分くらい、冷凍室も5分くらいで掃除してしまいます。
掃除に使う洗剤と掃除の仕方
重曹とクエン酸
冷蔵庫の掃除でお勧めなのは重曹とクエン酸です。基本的にキッチン周りの掃除はこの二つでやるのがお勧めなのですが、特に食品を保管する冷蔵庫は口に入れても問題ないこの二つで掃除することがお勧めです。
重曹は、炭酸水素ナトリウムという物質のことです。重炭酸ソーダとも呼ばれ、この略称が「重曹」という名前で広く知られています。弱アルカリ性の白い粉で、環境にやさしく水と一緒に下水に流しても影響が出ません。一方クエン酸は、レモンなどの柑橘類や梅干しなどに含まれている成分で、柑橘類から抽出したり、でんぷんを発酵させて作られます。酸性の少し荒い粉末状になっていて、なめると酸っぱい味がします。自然由来の製品なので、万が一口に入っても安心です。
重曹はアルカリ性クエン酸は酸性と、それぞれ異なる性質を持ちます。重曹で落とせない汚れはクエン酸で落とせるので、重曹とクエン酸があれば殆どの汚れを綺麗にできるのです。重曹もクエン酸も購入の際は食品用では無く掃除用を購入しましょう。食品用の重曹やクエン酸は精度が高いため値段がとても高く、使う分には問題ないのですが純粋にもったいないのでお勧めできません。
全体の掃除方法
まず初めに水に混ぜて重曹水とクエン酸水を作り、100均などに売っているスプレーできるボトルに入れます。
重曹水の作り方
重曹は溶けにくいので水ではなくぬるま湯を用意し、ぬるま湯250mlに大さじ1杯程度の重曹を入れ良くかき混ぜ溶かします。
クエン酸水の作り方
250mlの水に、クエン酸を小さじ1、2杯を溶かします。汚れに応じてクエン酸を加減するのがポイントです。
基本は、重曹スプレー→重曹ペースト→クエン酸スプレーの順
準備が整いましたらここからは時間との戦いになります。キッチンタイマーなどで時間を計り、できるだけ冷蔵庫の扉を開けている時間を少なくするよう努力しましょう。
まず中の物を全て移動したら、外せるポケットなどは外して掃除しやすい状態にします。次に重曹水をかけて布巾で拭き上げます。冷蔵庫内、汚れがこびり付いている所はスポンジに重曹水、又は重曹ペーストを付けてこすってから拭き上げます。重曹ペーストは重曹3に水1ぐらいで練り混ぜて作ります。最後に拭き上げる前に、クエン酸水をサッとかけてから拭き上げると、冷蔵庫内の除菌に加え、重曹のアルカリ性とクエン酸の酸性が綺麗に中和され清潔な状態を保つことができます。
これらの重曹やクエン酸で万が一取れない汚れがあった場合は、お湯をかけた布巾などを使って温度の力を使うと安全に掃除をすることができます。基本的にはこの短時間の掃除のときはあまり細かすぎる汚れにこだわらずに、時短でやることにこだわってください。本当の大掃除は夏に冷蔵庫の中を空っぽにしてから電源を切って行いましょう。
まとめ
冷蔵庫は3か月に一回、年に4回掃除をすることがお勧めです。
しかし電源を切って行う本格的な掃除は夏の1回のみで、秋冬春はタイマーで時間を計りながら電源を切らずに時短で行うことが無理が無く行えてお勧めです。
キッチン周り全般に言えることですが、特に冷蔵庫掃除のときは口に入っても問題の無い重曹とクエン酸を使って掃除をしましょう。これらの掃除は気軽に行えて、定期的な食品の賞味期限チェックにもなるのでお勧めです。