痩せ身施術の前には必ず水を飲もう!
前回キャビテーションの話をしましたが、そういえばキャビテーションの時は大量に水を飲み(一日2リットルくらい?たしか施術前にも飲んでいました)そして必ず岩盤浴に行っていました。
今日はその話をしたいと思います。
私はお金をかけて何かしらの施術を受ける際は必ずといってたくさんの情報をあらかじめネットリサーチして、効果と費用の両面から考えてベストと思うものを選び、組み合わせるようにしているのですが、キャビテーションの場合ネックになるのは排泄だと知り、沢山水を飲んで岩盤浴で代謝をよくして素早く排泄することを意識していました。
水をたくさん摂取するのはヴァンキッシュの施術前後も推奨されることですが、やはり水分が少ないと代謝が下がり排泄にマイナスに働くので充分な量の水分をとるのを忘れないようにしなければなりません。
施術前に水を飲む理由
溶かした脂肪を尿にして出して下さいって言うけれど・・・
私は何度かエステシャンや看護師さんから、水をたくさん飲んで溶かした脂肪をおしっこにして出してくださいと言われたことがあるのですが、これは誤解をうむ表現だと思っています。
こう言われた殆どの人は飲んだ水に脂肪が解けて排泄されるのだと感じるでしょう。
直感的に、脂肪がおしっこになるわけないじゃん?沢山水のんだけど私のおしっこいつもと一緒だよ?と思う方も多いのではないでしょうか?
彼女たちは漠然と脂肪は尿になると教えられているのでそのように言っているのですが、たくさん飲む水は代謝を高めるために飲むのであってその水に尿が解けて排泄されるわけではありません。
結論から言うと脂肪は二酸化炭素と水になる
その原理を説明したいと思います。
高校化学以上の知識があれば理解できるので興味のある方は読み進めてください。わからない方は割愛してください。
脂肪は脂肪酸によって構成されており、平均的な脂肪酸の分子はC54.8H104.4O6です。
話を簡単にするためにこの分子をC55H104O6としましょう。
そして身体の中で脂肪酸を代謝する際には酸素を介在するのですが、その結果以下の反応式が成り立ちます。
C55H104O6 + 78O2 → 55CO2 + 52H2O + エネルギー つまり、脂肪酸は酸素と合わさりCO2(二酸化炭素)とH2O(水)になるのです。
ここで出る水はもちろん尿や汗になって排出されるのですが、脂肪が尿になる…という表現はここからきているのでしょう。
水を飲む理由は純粋に代謝を高めるため
ここでカンの良い方ならわかると思うのですが、効果を高めるために施術前に飲む水は万が一飲み忘れてもそこまで気にせず、気付いた時点で飲めば大丈夫です。
もちろん前後に飲むのがベストですが、ようは代謝を高めるための行為なので私のように岩盤浴に行ったり半身浴をしたり、これらの行動でも十分プラスになります。
まとめ
痩せ身施術の前後に水を飲んでくださいとよく言われます。
エステシャンや看護師さんはよく、溶けた脂肪を尿にして出すためだと言いますが、この表現は誤解を生みます。
脂肪は尿に溶けるのではなく、結果として二酸化炭素と水になり、尿で排泄されるのはただの水です。
水を飲む最大の理由は代謝を上げることです。
大切なのは代謝をあげてさっさと排泄を促すことですので、みなさんも痩せ身施術を受けた際は意識的に代謝をあげるようにしてみてください。
きっとかけたお金以上の効果が出ると思いますよ。