公文が高校数学に入って急に難しくなった
先日小1の息子が公文の数学で中学課程修了テストに合格して高校課程に進んだ話とそのテスト対策に対して記事を書きました。
今回はその公文の高校課程に入ったとたんに息子の進度が遅くなってしまった話と個人的にしている対策を書いていきたいと思います。これは進度に関わらず年齢以上の先取り学習をしている子供の年相応のつまずきについての対策です。
公文の速度が急に失速した3つの理由
読解力の必要性が増えた(読めない漢字もある)
漢字と読解力に関しては中学課程でも同じなのですが、当然高校課程であるので文章題の難易度も上がり、問われていることを十分に理解して答えなければならない部分が増えたように思います。そして、文章題の漢字も読めないものが増え、理解する難易度が上がりました。
計算式をしっかり描く必要性が出てきた(説明文の必要性)
ここが最も難しくなった部分だと思うのですが、高校数学は文章や計算式による説明が必要になってきます。未だ証明問題などのもっと難しい数学的説明の箇所には入っていないのですが、息子はすぐに計算を暗記したり頭の中で考えて途中式を飛ばしてしまう傾向にあるので、この部分がネックになったように思います。
遊ぶ時間が増えたので睡魔が増えた
これはもう止める気は全く無いのですが、小学校に入り、近所の公園なら自由に行かせるようになってから友達とガッツリ遊ぶようになりました。もう学校から帰ったらランドセルを放り出して夕方まで遊びに行ってしまいます。
習い事も沢山しているので遊びと習い事で7時過ぎまではスケジュールがぎっしり、そのあと夕飯を食べてお風呂に入りますが、時間ができるのは8時半くらいになってしまうため、遊び過ぎも手伝って睡魔に襲われて公文の宿題どころではなくなってきてしまいました。
3つの理由をそれぞれ改善してみた
問題を音読させて、難しい漢字は表現を変えてみた
中学課程の頃、文章が難しい時は私が音読してあげていたのですが、高校課程に入ってからは息子に文章を音読してもらうようにしています。それは読める漢字が増えてきたことと、小学校で音読の学習をしているために、幼稚園の頃より息子にとって音読の難易度が下がった為です。音読をさせることで、親にとっても文章の意味が分かっているのかどうかの察しもつきやすくなりますし、わからない漢字も何処かわかるようになります。
また一方で息子は簡単な英語を理解できるので、難しい漢字、例えば最大値、最小値などはMax、Minと書いてよいことにしました。そうやって少しづつ難しいと感じるポイントで数学そのものと関係ない分野は、排除してあげれるように努めました。
最初に母親がお手本を書いていくシステムにした
高校数学になって難易度が上がり、数学的説明を数式で書くということの難しさが出てきたため、公文式教室の指導者と話し合い、一度私がお手本で一緒に解いてあげて、その後息子が解くというスタイルに変えました。
このやり方に変えてから、わからない部分を解説しながら理解を確認して進めれるので、息子は比較的すんなりと難しい問題も解けるようになりました。
なるべく朝に公文をするようにした
これは遊び過ぎて眠い男の子あるあるだと思うのですが、疲れているときに何をやっても頭に入りません。幸か不幸か娘の学校がとても遠いため私は5時起きでお弁当を作る日々です。娘は6時から6時半には家を出るので、7時に息子を起こし、7時から7時30分を公文の時間にするようにしました。肌感覚では眠い夜の1時間より朝の30分の方がよっぽど勉強がはかどっているように思います。
まとめ
公文に限らず自宅学習をしていると生活習慣の変化や、学習そのものの難易度の上昇で今までできていたものが急にペースダウンすることがあります
低学年や幼児のように自己コントロールで学ぶのが難しい年ごろの子供は、親が率先してどこにつまずいているのか、何を改善すべきか考える必要が出てきます。
子供は遊びが仕事ですから決して遊びの時間は削らず、いかに効率よく勉強嫌いにさせないように上手に勉強させるかがカギとなると思います。
先取り学習をしているとどうしても固定概念からその問題の難易度に躓きの原因があるように感じますが、高校生が高校数学で躓くポイントと小学生が高校数学で躓くポイントは全く違ったりするものです。子供がどこに躓いているのかじっくり観察して、改善していくことに注力してみましょう。