水は生命に欠かせない
人間の殆どは水でできている
人間の体内の大半を水が占めていることは有名な話です。その構成比は年齢によって違いますが、誰でもイメージできるように、水分量は若ければ若いほど平均的には多くなります。
この水分量はおおまかに成人の場合約60~70%を占めています。
生命維持には欠かせない水分ですが、これを上手にコントロールすることで代謝をアップさせ、体を痩せやすくすることもできます。
一日2リットルの水を飲むスーパーモデル
スーパーモデルは基本、毎日2リットルの水を飲む…というのはどこかで聞いたころがあるかもしれません。これは彼女らの年齢や身長が考慮されており、水以外で体に取り込まれる水分量は含まれていません。
なぜ彼女たちは水を意識して飲むのでしょう?答えは簡単で、水を飲むことで体の循環を促し、代謝を良くして美容面でのメリットを享受しているのです。
個人別に変わる必要な水量
結局どの位の水を飲むべきなのか?
よく一日何リットルの水を飲むべきかという議論がなされます。人によって体格や体重は様々なため一概に何リットル飲むべきだということは難しいです。
しかし簡単な計算方法があって、目安は自分の体重(kg)に43.6をかけることです。
例えば、体重50キロの人の場合は、50×43.6=2180ml、100キロの人であればその倍の4360mlが1日に必要な水分摂取量となります。
運動した日や夏場など状況に合わせて必要水分量は変化しますが、まずは自分の体重で最適な量を知るようにしましょう。
水を取り過ぎると?
たまに美容のためと言って必要以上の水を飲む人がいます。水を大量に飲み過ぎると、体内で塩の成分であるナトリウムの濃度が低下し、それが酷くなると 「低ナトリウム血症」と呼ばれる症状を引き起こすことがあります。
水は過剰に摂取せず必ず必要量を意識して飲むように心掛けてください。
水分補給にならない水分もある
ここで注意してほしいことは水分補給はなるべく水で行うということです。
水分補給は例えば、コーヒーでもジュースでもいいわけではありません。コーヒーや緑茶、紅茶などはカフェインが多く含まれており、利尿作用があるため尿の排出量が多くなり、逆に水分不足になる恐れがあります。
また糖分の含まれているジュースも、糖分の消化に体内の水分が使われるため、結果的に水分不足になりがちです。
ダイエットと水
食前に水を飲む習慣
水を意識してとることでダイエット効果があると前述しました。
水の摂取の仕方でポイントとなるのは、空腹時にお水を飲むことです。空腹時に水を摂取すると脳の満腹中枢が刺激され、おなか一杯と勘違いするのでダイエットにも効果的です。できれば満腹中枢が働き出す時間を意識して、食事の20~30分前にお水を飲むようにしましょう。
このように、ご飯を食べる前にあらかじめたっぷりのお水を飲むことで、ご飯を食べる量を減らすことができます♪
ベストな水の温度
ダイエット目的で水を摂取するときは「代謝をよくすること」を意識します。代謝がよくなることで人は痩せやすい体を作ることができるからです。
代謝をよくするのは温かい白湯が良いのではないかと考えがちですが、この時飲む水の温度で一番推奨されるのは実は常温の水になります。お湯よりも常温の水の方が、少し冷めた体を平常に戻そうとエネルギーを発するので、実はカロリー消費にはおすすめなのだそうです。
50度ほどの白湯では無く、20~35度の常温の水を意識して飲むように心掛けましょう。因みにキンキンに冷えた水は胃腸を冷やすのでお勧めできません。
まとめ
人は水を十分量飲むことで代謝が上がり痩せやすい体になります。
ベストな水の温度は常温で飲むことであり、ベストな飲み方は食前20~30分前に飲むことです。
またコーヒーやジュースなどカフェインや糖分を多く含む飲み物は相対的に体内の水分量を減らしてしまうこともあるので、この場合は摂取水分量に含めてはいけません。
よくダイエットや美容のために水を沢山飲みましょうと言われます。
沢山と言ってもその量は個人個人違ってきます。健康と美容のために、自分の体重に見合った量の水を意識して飲むように心掛けましょう。