ワセリンが最強だと気付いたアメリカでの新生児検診
私がワセリンに興味を持ったのはアメリカで下の子(息子)を出産して新生児検診に行った時のことでした。息子はあせものような軽い肌荒れを起こしていたのですが、先生がワセリンを処方してくれたのです。上の子が肌荒れを起こしていた時は日本ではベビークリームのようなものを塗っていましたが、当時はなるべくオーガニックのようなケミカルが入っていないものを気にして選んでいました。
私が先生に新生児なのにワセリンを塗っていいのですか?と聞くと、新生児だからワセリンなのですよ、ほかの保湿剤はなるべく塗らないでくださいね、アレルギーなどが出ると困りますから…と言われました。私のそれまでのワセリンのイメージは石油から生成されたケミカルそのものだったので、この時の意識がケミカル≒悪いものでは無いのだな、と考えさせられるきっかけとなったのです。
調べれば調べるほど優秀なワセリン
その後ワセリンについて調べれば調べるほど、凄い!もうワセリンだけでいいじゃない???と思わせるほどワセリンが優秀なのがわかりました。
ワセリンにはランクがある
ワセリンにはいくつか種類があります。それぞれ精製度の違いによって分けられるのですが簡単に言うと、サンホワイト>プロペト>白色ワセリン>黄色ワセリン の順で精製度が高くなります。精製度の高い順でもちろん価格も高くなります。私はネットでサンホワイトをまとめ買いして使っていますが、高いと言っても化粧品などに比べたら格安です。
ワセリンの副作用
ワセリンにもいくつか副作用はあります。油やけやほてり、シミそばかすなどが有名です。しかしこれら副作用の殆どは精製度の低い黄色ワセリンが原因です。診療所などで使われるのは白色ワセリン以上になるので、価格も大差なく安いですし個人的には白色ワセリン以上をお勧めします。
ワセリンの5つの使い道
ワセリンは大きく分けて5つの使い道があります。①肌全般の保湿に乳液代わりに使える。②髪に塗ってキューティクルを乾燥から守れる。③唇に塗ってリップクリーム代わりになる。④顔全体に塗った後洗い流すことでパックの代わりに使える⑤いちご鼻などの毛穴のつまりにつけることで角栓取りができる。の5つです。
肌の乾燥しやすいところに塗る
それぞれ説明していきます。①は当然一番基本の使い方ですが洗顔後に化粧水で顔を整えた後に手のひらに温めて伸ばしたワセリンを薄くのばしていきます。私はお風呂場で塗ってしまうことが多いのですが、顔は勿論肘や踵など乾燥しやすいところにも塗ることができてお勧めです。
傷んだ髪に塗る
②はご存じの方もいらっしゃるかもしれませんがワセリンは傷んだ髪の毛先に馴染ませるとトリートメントの効果もあります。そしてヘアオイルのようにドライヤーをかける前に使うと、髪へのダメージやパサつきをおさえることができるのです。
リップクリームとして使う
③は口に入る恐れがあるのでリップに使うのを怖がる方もいらっしゃるかもしれませんが、クリニック等でも口周りの荒れなどにワセリンを処方されることがあるのです。精製度が高いワセリンであれば唇に塗る程度の量であれば安全性に問題はありません。
顔パックにする
④は一時期流行ったニベアの青缶パックに近い使い方です。お風呂などでやると手軽なのでチャレンジしてみてください。顔をきれいに洗った後、化粧水などで顔を整えた後白色ワセリン以上の精製度のワセリンを顔にしっかりと塗り、その後綺麗に洗い流します。
毛穴の汚れを取る
⑤はお風呂など毛穴が開く場所でトライするのがおすすめです。④のパックより気持ち多めにワセリンを手に取り開いた毛穴に塗りこみ、20分ほど置きます。ワセリンは肌に負担をかけることなく毛穴に詰まった皮脂と同化し、毛穴の汚れを取り除く作用があります。汚れと馴染ませた後、丁寧に洗顔することで毛穴の汚れを落とす効果があるのです。
まとめ
ワセリンはこのように機能の幅が広く沢山の使い方ができます。しかも一番純度の高いサンホワイトですら通常の化粧品と比べたら値段は格安です。医療現場でも使われ、生まれたての新生児ですら使うことのできる安全性もデータ上証明されているのです。
今年の冬は是非騙されたと思ってワセリンをメインに保湿ケアをしてみてください。え?スキンケアって結局これでよかったの?と驚くと思います。