足裏の角質が厚くなってきている!?コレって老化?
まず結論から言うと足裏の硬化は老化だけが原因ではありません。勿論油分の低下や血流の低下など、老化が一つの原因とはなっていますが、それはいくらでもクリームを塗ったりすれば改善できるレベルの話で、基本的な原因はケア不足によるものです。
私の母は60代で急に足裏が綺麗になった
私の母は長年ゾウの足裏の様なガチガチの足裏角質の持ち主でした。子供心に、お母さんは画びょうを踏んでも気付かないんじゃないかな?と思っていたほどです。「足裏ケアに行けばいいのに」と私が提案しても、「もうあまりに酷いから恥ずかしくて足裏ケアなど行けない。足裏ケアに行けるのはまだ人様に足裏を見せれる人だけよ」、などと言って行こうとはしませんでした。
そんな母が60歳になったくらいの頃急に綺麗な足裏になったので本当にびっくりしました。なんでも台湾旅行に行った時に、『旅の恥は掻き捨て』と言わんばかりに思い切って足裏ケアに行って全部取ってもらったんだとか。
あんなゾウみたいな足裏をこんなにきれいにしてしまうなんて!台湾足裏ケア技術どんだけ!?と本当に驚きました。しかもその後10年以上も、その綺麗な足裏のまま再びゾウ足裏に戻ることは無かったのです。
足裏の角質が厚くなる理由
貴方の足裏は綺麗ですか?私の足裏はまだ何とか見れるレベルだけど年々ケアが必要になってきているような感じです。
角質のメカニズムはターンオーバーの乱れと言われています。皮膚は真皮と表皮に分かれていますが、外側にある表皮の中でも一番外側に位置するのが角質層で、この角質層の組織が角質であり、一般的に角質は表面に現れてから一定期間が経過すると垢としてはがれ脱落します。
このサイクルをターンオーバーと呼んでいます。通常、ターンオーバー期間は45日程度とされており、新しい角質の形成とともに古い角質がはがれ落ちることで厚みを増すことはありませんが、ターンオーバーがうまくいかない場合は、表面の角質がはがれずに新しい角質が内側から形成されることで徐々に厚くなっていきます。
見た目の問題だけでなく、角化症を放置しておくと、ひび割れてくることもあります。このターンオーバーの乱れは老化だけが原因ではありません。大きな理由としては以下があげられます。
体重などによる外部刺激の影響
足裏には、歩行する際に体重がかかり、たえず強い刺激を受けます。角質は、外部刺激を受け続けることによっても硬くなり、サンダルの素足履きやクッションが十分でない履物などで長時間の刺激があると肌の内部を守る反応として角質が厚く硬化します。
角質の乾燥と水分の不足
角質は、乾燥状態の影響を強く受けます。皮膚に何かしらの病変がある場合や、空気が乾燥しているとき、老化によって皮脂分泌が低下した場合などは角化細胞が乾燥し、水分が不足することで角質のバリア機能が衰え手触りの硬い角質に変質していきます。単純な水分の不足だけではなく保水する能力が低下している場合が多く、ターンオーバーを正常に戻し保水力を高めるケアが必要となります。
その他の理由
加齢や疲れ、ストレスによる肌の再生能力の衰えによって、古い角質が自然にはがれ落ちずに蓄積されることも、原因の一つに考えられています。
角質の硬化の予防法
足裏の角質の硬化には老化をはじめとしたさまざまな理由があることがご理解いただけたかと思います。これらの理由をふまえ、足裏の硬化を予防するために注意する点について解説していきましょう。
靴やインソールを変えて負担を軽減する
足裏に刺激となりやすいハイヒールや、足に合っていないキツイ靴で歩いていると角質が硬くなる原因となります。足に合った靴や足裏への刺激を減らすインソールを使用することで、クッション性を高めることや刺激の分散など角質の硬化の原因を取り除くことも可能になります。
また、歩き方に良くないクセがあり、特定の部分に負担がかかっていることもあります。よい姿勢で歩けるように意識することも角質のケアとして有効でしょう。
足裏の乾燥に注意する
体が冷えている場合など、血行不良の状態に陥ると角質は乾燥しがちになり、ターンオーバーのサイクルが乱れて角質が厚くなる原因となります。体を温めて、血行をよくするように意識するとよいでしょう。また、毎日のケアとして保湿ケアはしっかりと行いましょう。水分をしっかりと補い、保湿ケアとセットで定期的に行うことをおすすめします。
現時点で足裏厚めの人はピーリング剤やヤスリでケアする
私は毎年夏前には必ず足裏ピーリング剤で足裏を一回ピーリングします。勿論やり過ぎは良くありませんが、年に数回なら問題ないかと思います。注意点として必ずピーリング後は保湿するようにしましょう。
また、特別他の場所より硬いところがあれば、ピーリング前に足裏用のやすりで軽く底の部分だけ滑らかになるようにしています。足裏用のやすりは常に気になったら使って、使った後は必ず保湿するを繰り返しています。
まとめ
いかがでしたか?足裏のカサカサは年齢を重ねるごとに酷くなりがちですが、全ての原因が老化のせいではなく、どちらかと言うと合わない靴を履いていたり、歩き方が悪かったりと、外的な要因が原因となりやすいことをご理解いただけたでしょうか?
また歳を重ねると肌が乾燥してきたり血行が悪くなりがちです。それらが足の硬化の原因になるわけですから、マメな保湿ケアと十分な水分補給を日々心掛けるようにしましょう。