Moyadiary
リケジョママのゆるりとアンチエイジング。
アメリカ生活

隠す文化と主張する文化・日本で何故#MeToo運動がおこらないのか

マリエさんの枕営業強要告発から感じた文化の違い

最近芸能で話題になっているネタに、マリエさんの枕営業強要事件があります。正確に言うと強要という表現が正しいとは思いませんが、マリエさんという芸能人の方が18歳の頃、島田紳助さんという引退した芸能界の大物人物に枕営業をしろと言われ、周りにいた出川哲郎さんややるせなすさんが、やりなよやりなよと煽ったという内容のものです。

これが大人の酒の席での話なら、下品ではありますが、口説いてたんじゃない?貴女のこと好きだったのかもよ?というふうに無理やり解釈出来ないことも無いような気がしますが、(まあ私は無いなと思いますが・・・)、当時の彼女が18歳であったことを考えると結構深刻な問題だと私は思います。

アメリカではちょっと前に、セクハラを告発する#Me Too運動というものが流行りました。#Me Too運動に時効なんてものはありません。今思い出しても許せない、自分の心に影を落とした不快なセクハラの記憶を告発するのが#Me Too運動です。マリエさんは日本人の母親とフランス系カナダ人のお父様を持ち、国籍はカナダ、アメリカ留学経験もある生粋の国際人です。彼女が欧米の女性のように当然の主張として行ったこの#Me Too運動が勇気の称賛をされるわけでもなく、有耶無耶にされようとしていることは残念に感じる一方で、文化の違いを感じずにはいられません。

なぜ日本では#Me Too運動がおこらないのか?

文化の違いで片付けていいものでもありませんし、私はここは変わるべき文化の一つではあると思うのですが、日本は根本的に隠す文化であり、アメリカなどの欧米は主張する文化です。この決定的な違いが日本で#Me Too運動がおこらない大きな理由でしょう。

日本は隠す文化

日本には隠す文化があります。それが良いことであろうが悪いことであろうがあまり物事を表立って主張しません。

それが犯罪の被害者であろうが加害者であろうが隠してしまう風潮があるのです。被害にあったことを特に隠していないという人でさえ、欧米のように声を大にして主張する人は殆どいません。

アメリカは主張する文化

一方でアメリカは主張する文化です。自分が正しいと思った事、自分が不満に思っていること、それらを主張しないことには何も始まらないのです。

察しろとか空気を読め…などというアメリカ人にはお目にかかったことがありません。自分が何も言わずに黙っていて、相手に伝わらないのは当然だと思われているのです。

心配する気持ちと称賛の気持ち…日米の感覚差

隠すのは周囲の心配の気持ちが関係している日本

では日本人は、臭いものにふたをしてしまいたいから隠す文化があるのでしょうか?私は絶対それが無いとは言いませんが、基本的な部分では別の理由があると思っています。
日本人は極度に心配性なのです。

例えば何かの被害にあった時、このことを告発したら誰か別の人に迷惑をかけるのではないか?また告発したら相手側や関係ない第三者から嫌がらせを受けるのではないか?私が我慢すれば波風が立たずに済むのではないか?と色々心配してしまうのです。

主張することで勇気を称賛されるアメリカ

一方で隠す文化など無いアメリカでは勇気をもって正しい主張をするものは称賛されます。何かを隠ぺいしたり隠したり、有耶無耶にする事の方が彼らにとっては嫌な事なのです。

また集団や和を大切にする日本と違ってアメリカは個人の権利が強く尊重されます。自分自身に損害を与えた人間に対しては強くNOと言ってよいのです。

アメリカのニュースを見て驚いたサバイバーへの称賛

私がアメリカと日本の文化の違いに驚いたことは沢山あるのですが、その一つにサバイバーへの称賛があります。以前アメリカのTVを見ていたら、知らない男に何年も誘拐され監禁されて助かった女性が自宅に戻っていく姿が映像で流れていました。近所の人たちは拍手でそれを出迎え、被害者の女性は右手でガッツポーズをしていたのです。

アメリカではこのような被害者をサバイバーと呼びます。事故や事件災害にあいながら強く生き延びた人々のことです。彼女は心を強く持ち生き延びた、犯人は捕まった、彼女の勝利だ!という祝福の拍手喝さいなのです。

私はこれを見ながら日本の似たような事件を思い出しました。このような事件の被害者となった日本女性がマスコミの前でガッツポーズをするようなことは想像もつきません。近所の人が拍手で出迎えることなどもあり得ないでしょう。日本には問題に触れることで被害者がそれを思い出して傷つくのでは無いか?という心配の気持ちが先に出てしまうのです。

木に登ったら褒められるアメリカと叱られる日本

アメリカから日本に帰ってきてすぐの頃でしょうか?娘が日本に対するある不満を言っていました。それは木に登ったら怒られる…と言うものです。

なんでもアメリカの幼稚園では高い木に登れば登るほど先生たちは褒めてくれたそうなのです。素晴らしいわ!そんな高い場所まで登るなんて貴方は何て勇敢なの!将来は偉大な冒険家になれるわよ!…と言った感じです。その一方で、日本では、危ないからやめなさい!小さな子が真似するからやめなさい!などと言って怒られるのです。

どちらが正しいのか?とは一概には言えない話ですが、日本人の方がアメリカ人より心配性であり、アメリカ人の方が勇気に対して称賛する性質があるのは確かでしょう。

養子であることを隠さないアメリカと隠す日本

以前記事にもしましたが、私は養子を隠さない文化も日本とアメリカで大きく異なると思いました。詳しいことは以下の記事を参考にしていただきたいので割愛しますが、日本人が養子であることを子供に隠す一番の原因は恐らく、子供がそれを知って傷つくのではないか?という心配の気持ちがあるからでしょう。

そしてアメリカ人がそれをしないのは、自分を受け入れて認め、主張していくことが正しいと称賛される社会だからなのでしょう。

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まとめ~日本の文化についての私の意見

日本には隠す文化があり、アメリカには主張する文化があります。日本で何かの事件の被害者になった時に、周りがそれを隠してしまうという行為は、被害者が傷つかないように心配から来る気づかいである場合が殆どです。

ですから私は被害者は何かの被害にあったことを隠すべきだとか主張すべきだとか、言う気はありません。

被害者本人が隠した方が傷つかないのなら隠せばよいし、被害にあったことを主張したほうがスッキリするのであれば主張すればよいと思うだけです。

何よりも被害者が被害にあったことを、周りを気にせずに主張できる…そんな社会でなければならないと思います。

ABOUT ME
Moya
アラフォー理系ママです。化粧品、美容医療、ダイエット、サプリメント、食、ファッション、旅、教育、その他お得情報etcを体験談やデータに基づき比較検証しながら日記形式で気楽につづっています。橋本病(甲状腺機能低下症)を持病に持ちながら、前向きに健康と美を追究しています。
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