Moyadiary
リケジョママのゆるりとアンチエイジング。
雑学

ひっくり返った気絶蝉を助けてあげよう!放置だと餓死するって知ってる?

実は生きてる!?アスファルトにひっくり返っている蝉

皆さんはアスファルトやコンクリートの上にひっくり返って動かない蝉を見たことがないでしょうか?私は子供のころはある程度緑の多い場所で育ったせいか?あまりそういう蝉を見ることがありませんでした。

しかし、都内に住み始めてから、毎年驚くほどの数のひっくり返った蝉を見るようになりました。そして、色々と調べていくうちに、その動かない蝉が結構な確率で生きているということに気づきました。

ジタバタしながら動かなくなった蝉

ある日、娘が窓ガラスにぶつかった蝉が起き上がれずにベランダでもがいてる、助けてあげて!と言ってきました。そのうち飛んで行くでしょ、と言ってたら、なかなか起き上がらずにとうとう動かなくなってしまいました。

こんな短時間で死ぬの???と思いネットで調べたら、ひっくり返った蝉はもがくとものすごく体力を消耗するので仮死状態になってしまう。そして、そのまま放っておくとお腹がすいて死ぬ、と書いてあります・・・ビックリしてキッチンに行って割り箸をつかみ、割りばしの先でその蝉をひっくり返したら、すごい勢いで鳴いて空高く飛んで行きました。

その後ふと横を見ると排水溝の近くにも別のひっくり返った蝉がいました。。。これは流石に少し雨?泥?をかぶってるし死んでるだろう、と思いながらも念のためひっくり返したら、これまた凄い勢いで鳴いて空高く飛んで行ったのです!二匹目は流石に生きてると思ってなかったので本気で驚いたし、ちょっと怖かったです。。

この日から私は、アスファルトの上でひっくり返っている蝉を見かけたらなるべく(虫苦手で触れないので)傘の先などで、元に戻してあげるようにしています。

ひっくり返って餓死する蝉は都会の蝉だけ!?

何故都会の蝉はひっくり返って元に戻ることができないのでしょう?その理由はアスファルトやコンクリート、タイルなどの人工的な床が平ら過ぎるからだそうです。例えば田舎の森の中でひっくり返った蝉などは、ジタバタもがけば元の体勢にもどれるそうなのですが、都会の蝉にはそれができ無いそうなのです。そしてもがいてもがいて苦しくて仮死状態になり、そのまま餓死してしまうのだそうです。

因みにカメも同じで、コンクリートの上でひっくり返ってしまったら自力で元の体勢に戻るのはほぼ不可能なのだそうです。ひっくり返ったカメに出くわす機会はあまりなさそうですが、見かけたら助けてあげたいですね。

死んでいる蝉と生きている蝉の見分け方

そうやってひっくり返っている蝉を助けてあげていると、ほぼ高確率で生きているものと死んでいる物の区別がつくようになります。

簡単に言うと生きているものは手足が左右非対称な状態で固まっています。一方で高確率で死んでいるものは綺麗に手足を閉じています。これは蝉の死後硬直によるもので、このように両足を閉じているものはすでに死んでいる確率が高くなります。因みに極たまーに生きてる個体もあるのであまり油断しないでくださいね。

蝉は短命?蝉取りについてもう一度考えてみよう

私は子供のころ母親に、「蝉は何年も土の中で眠っていて、やっと出てきたら1~2週間で死んでしまう短命で可哀そうな生き物だから蝉取りなんかしちゃ駄目よ」と言われたことを覚えています。そうか、蝉は短命で可哀そうだから捕っちゃいけないんだな、と子供心に可哀そうに思いました。

まぁ蝉なんか持ってこられた日には家の中がうるさくてかなわないというのもあったのでしょうが、子供というのは蝉を見たら捕りたくなるものです。そんな子供たちに私の母と同じセリフを言う大人は多いのではないでしょうか?

蝉の寿命は実はそんなに短くはない

しかし、本当のところは、蝉の寿命というのはほかの昆虫と比べても決して短くはなく、地下にいる時間を合わせれば平均5年、地上に出てからも平均1~2か月は生きているのだそうです。

それでは何故地上に出てからの蝉の寿命は、1~2週間という都市伝説が広まったのでしょうか?それは子供たちが蝉取りをして飼った蝉が、長くて1~2週間しか生きれないからです。そもそも蝉とは人間が飼育することが実質不可能な虫なのです。

蝉が飼えない理由は生きている樹液しか食べれないから

よく蝉と並んで夏の虫取りの標的にされるのがカブトムシとクワガタですが、これ等の虫は、昆虫ゼリーなどを食べさせて家庭で飼育することができます。

しかし蝉は基本的に生きている気の樹液しか食べないので、子供が昆虫ゼリーや木の丸太などを入れて、エサを虫かごに入れてあげた気になっていても実際は食べることができないのです。またカブトムシやクワガタに比べて飛ぶことが多い蝉は、飛んでいこうとして透明な虫かごに勢いよく何度も頭をぶつけて弱っていきます。そういう観点からも蝉を捕まえて飼おうとする行為はとても残酷なものなのです。

蝉をとるより蝉を助けることを楽しむようになった息子

我が家のベランダに蝉がぶつかって、これ等蝉の生態を知ることができてからは、息子は蝉取りをしたいなどとは絶対に言わなくなりました。それどころか、「ママ、今日はひっくり返っている蝉を3匹も助けたんだよ、3匹とも生きてたんだ、凄く大きな声で飛んで行ったの!ビックリしちゃった!」などと得意げに話してくれるようになりました。

子供にとっては蝉を捕まえる行為も蝉を助ける行為も、ゲーム感覚で楽しい行為の様です。どうせなら子供たちに、捕まえることよりも助けてあげる行為を楽しんでほしいので、機会があれば息子の友達などにもこの話をするようにしています。

まとめ

今日はアスファルトの上でひっくり返っている蝉について話ました。都会のアスファルトの上でひっくり返っている蝉は自力で起き上がることができないので、助けてあげないとそのまま餓死してしまうということがわかっていただけたでしょうか?

私は虫が超絶苦手で、蝉を素手で触ることなどは完全なる無理ゲーなので、基本的には傘の先などでひっくり返してあげるようにしています。また、外出時は木の枝などを探してきてひっくり返しています。

正直言うと自分にとって得意な作業では無いので、日本中の子供達が「蝉助けゲーム」をやってくれないかな?…私が小学校の校長先生だったら朝会でこの話をするのにな、と本気で思っています。

そういうわけで、虫嫌いさんにはちょっぴり勇気がいる行為ですが、貴方もひっくり返っている蝉に遭遇した時は勇気を出して是非助けてあげてください。

ABOUT ME
Moya
アラフォー理系ママです。化粧品、美容医療、ダイエット、サプリメント、食、ファッション、旅、教育、その他お得情報etcを体験談やデータに基づき比較検証しながら日記形式で気楽につづっています。橋本病(甲状腺機能低下症)を持病に持ちながら、前向きに健康と美を追究しています。 ※Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています
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