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アメリカの子供にしもやけが少ないのは何故?しもやけの原因とメカニズム

アメリカではしもやけの子供を見たことが無いという話

今日はしもやけの話をしていきたいと思います。

冬になると日本の子供達にはたまにしもやけの子を見かけますが、不思議なことに在米時は今より寒い地域に住んでいたにもかかわらず、しもやけの子供をただの一人も見かけませんでした。

どうして日本の子供はしもやけになりやすく、アメリカの子供はなりにくいのでしょうか?しもやけのメカニズムを解析しながら私なりの考察をしていきたいと思います。

日本に帰国した途端しもやけになった娘

我が家はワシントンDCに3年、シカゴに1年半駐在した経験があるのですが、在米時2~6歳だった娘は一度もしもやけになったことがありませんでした。

しかし、日本に帰国して半年だけ通った幼稚園で手が真っ赤に腫れあがるほどのしもやけを経験しました。

周りを見たら娘以外の子供も沢山しもやけになっていて、先生方は冬の風物詩だと言わんばかりにあまり気にされていないふうでした。

何故アメリカの子供はしもやけが少ないのか?

セントラルヒーティングで建物ごと温かいから

なぜ日本の子供の方がしもやけが多いのかと考えた時に、日本の家屋の方が寒いからかな?と真っ先に思いました。

アメリカの建物は基本的にセントラルヒーティングで建物ごと暖房を入れますし、何より暖房が強力で温かい気がします。

あの温かい中で生活をしていたら、しもやけと縁が無いのもわかる気がします。

日本の子供に比べてしっかりとした防寒対策がされているから

また、日本の幼稚園でビックリしたのが、外遊びの時間に手袋をしないことです。

これは幼稚園の方針にもよるのだと思いますが、凍えるほど寒い日でも子供は素手で土を触って遊んでいますし、その後冷たい水で手を洗います。

アメリカでは手袋を持参していないと外遊びに連れて行ってもらえなかったので、真逆の対応に初めはビックリしました。

アメリカの子供は日本の子供ほど手を洗わないから

また、現在はコロナ禍なので変わっているとは思いますが、基本的にアメリカ人は日本人ほど手を洗いません。

それは子供と言えども同じで、サニタイザーと呼ばれるアルコールジェルで拭く人はまだましな方で、何もしない人も珍しくないように思います。

しもやけはどのようなメカニズムでおこるのか?

しもやけは2種類ある

ひとえにしもやけと言っても実は大きく分けて2種類存在します。

樽柿型

一つ目がこの樽柿型で、手足が熟れた柿のように腫れあがるものです。

この樽柿型は子供に多く存在すると言われており、私の娘がかかったのもこれになります。

多形滲出性紅斑(たけいしんしゅつせいこうはん)型

二つ目が、多形滲出性紅斑型と呼ばれるもので、手足の指や鼻、頬などに赤い発疹が出るのが特徴になります。

この多形滲出性紅斑型は、大人に多く見られるという特徴があります。

しもやけがおこる原因と条件

一日の気温の落差

しもやけは昼夜の気温差が大きくなる冬から春先にかけて起こりやすく、冷え性や体が冷えやすい体質の人では、特に起こしやすいとされています。

皮膚表面の温度低下

また、皮膚表面の温度低下も大きくかかわっており、家事などで手足が濡れたまま放っておくと、水が蒸発するときに気化熱によって皮膚の温度が奪われ、しもやけになりやすくなってしまうこともわかっています。

しもやけにならないための対策とは

温度差を無くすためにキチンと防寒対策をする

室内の温かい現代社会では、寒い季節の室内外の温度差はかなりのものです。

温度差はしもやけの原因になりますから、十分な防寒対策を子供たちにさせる必要性が出て来るでしょう。

アメリカの子供は日本の子供より防寒対策がしっかりされているように見えた、と上記で記しましたが、あくまで私が住んでいたワシントンDCやシカゴの子供と、私が育った福岡や現在住んでいる東京の子供との比較なので、正しい比較じゃないかもしれません。

恐らく日本でも東北や北陸、北海道などの雪国の子供たちはしっかりとスノースーツを着て完璧な防寒対策をしているのではないかな?と思います。

皮膚を濡れたままにしないように気を付ける

気化熱に注意しなければいけないと書きましたが、主婦は特に食器洗いや洗濯の後など、手を濡れたままにせずにすぐに拭くように注意しなければなりません。

私達が日頃意識する以上に気化熱とは体の熱を奪っていくのです。

いきなり温めない!カイロもNG

しもやけの原因は温度差であると説明しました。

冷たい指先をカイロで温めたくなる気持ちはわかりますが、実は冷え切った指先をいきなりカイロやストーブなどで温めると急激な温度差で、しもやけのリスクが上がってしまい、かえって悪影響であるということがわかっています。

つまり冷えた状態からいきなり高い温度で温めないことが重要なのです。

まとめ

いかがでしたか?日本の子供の方がアメリカの子供よりしもやけが多い理由は、日本の方が部屋が寒い事や、アメリカの子供の方が防寒対策がしっかりしていること、アメリカ人は日本人ほどマメに手を洗わないことが関係しているのかな?という私の考察が御理解いただけたでしょうか?

しもやけは気温の温度差や皮膚表面の気温低下が原因で起こりますから、防寒対策をしっかりとして、手を濡らしっぱなしにしないなどの対策をしなければなりません。

また、急激な温度差はしもやけになりやすい条件を作ってしまうので、冷たい指先をいきなりカイロやストーブで温めるのは実は逆効果だということを理解して、なるべく手を冷やさないようにして、万が一冷えてしまったら、徐々に温めるということを忘れないようにしなければいけません。

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Moya
アラフォー理系ママです。化粧品、美容医療、ダイエット、サプリメント、食、ファッション、旅、教育、その他お得情報etcを体験談やデータに基づき比較検証しながら日記形式で気楽につづっています。橋本病(甲状腺機能低下症)を持病に持ちながら、前向きに健康と美を追究しています。 ※Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています
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