雪の中車がエンストしたら?対策なしだと命取りに!
寒い日々が続きますね。
雪が降ったら色々と大変ですよね、実は私も夫も九州の育ちで、雪国の常識というものを持ち合わせずに育ちました。
そんな私たちが車中に何も置かずに、豪雪対策をせずに車を乗り回していたので、シカゴに住んでいた時、友人に「アメリカの車なんて日本ほどマメに車検もされていない上に道も悪いのに、事故やエンストしたらどうするつもりなの?自己責任で死ぬわよ!」と言われ、改心して豪雪対策をきちんとするようになりました。
アメリカほど広大な国土では無いにせよ、日本も豪雪地では車に置いておくべき雪国対策グッズというものがあるかと思います。
今日は極寒の地で車の中に常備しておくべきものについて話をしていきたいと思います。
極寒の地で車の中に置いておくべき10の物
防寒グッズ(毛布・エマージエンシーシート・カイロなど)
まず初めに大切なのはエンジンがきれても死なないだけの防寒対策です。
毛布があれば車中泊の時など、体を寒さから守るのに使うことができますし、かさばるのが嫌ならコンパクトで収納スペースを節約可能なエマージエンシーシート(緊急用ブランケット)でも代用がききます。
また基本ですがカイロなどもコンパクトに持ち運べるので常備すると良いでしょう。
携帯の充電器(手回し充電やシガーソケット充電)
スマホなどの携帯端末は緊急時の連絡や情報収集に役立ちますが、バッテリーが切れてしまっては役に立たないので、充電器と予備のバッテリーを用意しておくと安心です。
モバイルバッテリーでも対応可能ですが、手回し充電ができるものやシガーソケットから給電できるカーチャージャーがあるとなにかと重宝します。
因みに我が家はこの携帯用充電機能付きラジオを持っています↓
シャベルと軍手
雪にタイヤがとられてスタックした場合、シャベルで雪かきをしたり、タイヤの下に土をまいてより多くのトラクションを得られるようにすると、脱出することができます。
柄が長い普通のシャベルは場所を取りますが、コンパクトに折りたためるシャベルもあるので、常備しておくと便利です。
同時に軍手もあると作業しやすいので常備しておきましょう。
水と非常食
車が動かなくなった時、レッカー車を呼んだり最寄りのガソリンスタンドに助けを求めたりする必要がありますが、場所や状況次第では助けが来るまで何時間もかかる場合があります。
そこで、非常食や保存水など、長期間車のトランクに積んでおくことが可能なものがあると、いざという時に食べ物に困らずにすみます。
携帯トイレ
携帯トイレは若しかしたら非常食よりもっと必要なものかもしれません。
トイレに行きたくても、車が動かなくなった雪道ではトイレを探すのはほぼ不可能なので必ず携帯トイレは常備するようにしましょう。
タイヤチェーン
タイヤチェーンは、よく雪が降る地域のドライバーには必須のアイテムです。
雪が降る地域に住んでいなくても、高速道路でチェーン規制に出くわすなど、突発的にチェーンが必要になることもあるので、常に車に積んでおきましょう。
因みに、しっかりしたチェーンが欲しい方はこれがおススメで↓
ジャッキ無しで取り付けれる簡易なチェーンを念のため程度に欲しい方はコレがおススメ↓
解氷剤
クルマのウインドウについた氷や霜をすばやく溶かしてくれるのが解氷剤です。
アイススクレーパーで落とすより素早く簡単に氷を溶かすことができるので、常備しておくととても便利です。
紙の地図
私はアメリカでは必ず車に紙の地図を入れていました。
それは天候に関わらず、携帯の充電がきれたり圏外になってしまうと危険だと思っていたからです。
自動車のカーナビや、Googleマップのナビ機能は非常に便利ですが、何かの拍子にサービスが利用できなくなってしまった場合、道が分からなくなってしまう危険性があります。
便利な現代社会では、見落としがちなポイントですが、何かあったときのために、紙の地図を手元に用意しておくのはとても重要です。
緊急脱出用ハンマー
大雪で窓がふさがったり、交通事故や自動車が道から転落するといった緊急事態が発生すると、自動車のドアが開かなくなって車内に閉じ込められてしまう場合があります。
そんな時のために、窓ガラスを割ることができるハンマーを手が届く場所に用意しておくと、緊急時に車の中から脱出することができます。
冬用ウォッシャー液
悪天候で、走行中にフロントガラスが汚れてしまう時にウォッシャー液が切れてしまうと、頻繁に車から降りてフロントガラスを拭くはめになってしまいます。
特にこれらフロントガラス・リアガラスのウォッシャー液は冬は冬季用のものに交換をしておきましょう。
通常のウォッシャー液のままだと氷点下になると凍結の恐れがあるので、噴射時に凍結してかえって視界を遮る危険もあるので、早めに交換しましょう。
車が動かない?雪の車中で絶対してはいけないこと
エンジンをかけたまま暖をとるのはNG
雪の深い日、動かなくなった車の車内で、一番やってはいけないことは実はエンジンをかけたままにすることです。
エンジンをかけっぱなしにしているとき、雪などで排気管が覆われると、車内に一酸化炭素が充満して一酸化炭素中毒を引き起こします。
たまに、車のエアコンを動かすために、エンジンをかけっぱなしにしている人を見かけますが、非常に危険な行為です。
起きている間は大丈夫と思っている方もいるかもしれませんが、一酸化炭素は知らず知らずのうちに意識を失うことがあるため、非常に危険です。
車を停止させているときは基本的にはエンジンは停め、防寒具を着用することで防寒対策を行いましょう。
これさえ守れば、冬の車中泊で死亡する確率はぐんと減るのです。
まとめ
いかがでしたか?
貴方が対策していたものはいくつあったでしょうか?
都心でしか車に乗らないという人も、スキーや旅行などで雪国を訪れることもあるでしょうから、これらの情報を頭の片隅に是非入れておいてください。
特に雪が沢山降って車が雪に埋もれて動かなくなった時は、エンジンを切らないと一酸化炭素中毒になるリスクがあるということは、頭に叩き込んでおかなければいけません。
実は私はこれらの情報を大人になって知りました(おそらく雪国の人にとっては常識なのでしょう)。
どんな知識も知って遅すぎるということは無いので、今日このことを知った人は是非覚えておいてくださいね。