足裏の角質が厚くなる!コレってナニ?
そろそろ素足の季節が近づいてきましたね。私はヒールは殆ど履かないのですが、なぜかいつも左足にタコができてしまいます。足裏の角質は一旦そこにできる癖が付いてしまうとなかなか除去に苦戦します。
足裏のトラブルには、魚の目、タコ、マメ、イボなど様々なものがあります。今回はそんな足裏のトラブルについて話を掘り下げていきたいと思います。
魚の目とタコとマメとイボの違いってわかる?
魚の目とは
タコと魚の目は良く混同されがちですが別物です。違いを簡単に言うと、魚の目には芯があり、タコにはそれがありません。魚の目の厚くなった角質の芯は固く、圧迫されたときに神経に痛みを感じます。足の指の関節の部分などにできやすく、芯を取り除かない限り完治しません。魚の目の特徴は、推すと痛むことと、硬くなった部分を少し削っても出血しないことです。
タコとは
タコは魚の目とおなじ、圧迫などの刺激が繰り返されることでおこりますが、芯はなく、広い範囲で皮膚が固く盛りあがっており、神経に触れると痛みを発生します。足の裏など、骨の上に出来ることが多く、削っても刺激を受け続けると、再発します。特徴は、推しても殆どいたまず、削っても出血しないところです。
マメとは
新しい靴や靴下など、まだ足に慣れないうちに履いたときに、普段は触れない部分が摩擦し、水ぶくれを起こすことがあります。それをマメと言います。マメは中に水を含み、ぶよぶよとしていてそれほど硬くはありません。
イボとは
イボとはウイルスが原因で起こる皮膚の疾患で、たまに魚の目と間違う人がいるので注意しなければいけません。イボはつまむと痛く、削ると点々と出血があります。また表面に細かいギザギザがあるのが特徴です。
足裏トラブル!・・・それぞれの対処法
魚の目になったら?
魚の目は専門の皮膚科などで除去してもらってもよいですが、初期の段階であれば自分でスピール膏などで綺麗にしてしまうことも可能です。魚の目に薬を塗るときは芯の部分だけに薬剤を貼付します。魚の目を治療する市販薬には、軟膏や液体タイプ、絆創膏タイプのものがあります。軟膏や液体タイプのものは、清潔にした患部に定期的に薬剤を直接塗り込むことで治療していきます。絆創膏タイプは2〜3日貼り付けて患部をふやかし、柔らかい状態にしてから魚の目を除去します。
魚の目とイボはよく似ています。魚の目と思って自分で治療しようとすると、イボが増えてしまうので、気をつけてください。
タコができたらどうする?
タコの治療には魚の目と同様、スピール膏がよくつかわれます。タコの場合は硬くなった部分に薬剤を貼付します。タコはあまり痛くないからと言って放置されがちですが、タコを放置すると、悪化して魚の目となり、歩くたびに痛みを感じるようになるので早めに手当てをしましょう。
マメにならないためには?なったらどうする?
新しい靴などを買うとできやすいマメですが、あらかじめ、靴ずれなどを起こしやすい部分に保護パッドを貼って予防したりしましょう。それでもマメが出来てしまったときは、小さな穴をあけて水をぬき、清潔に消毒した後に保護パッドを使用しましょう。
イボの原因は?できたらどうする?
魚の目とよく間違われるイボは、ヒト乳頭腫ウイルスと呼ばれるウイルスが原因でおこります。治療は液体窒素による冷凍療法が主に行われます。正しく診断されることが大切ですので早めに医療機関を受診してください。
まとめ
いかがでしたか?こうしてまとめてみると、魚の目とタコとマメとイボの違いを良くわかっていただけたのではないでしょうか?
イボはウィルス性なので必ずクリニックで治療してもらう必要がありますが、魚の目とタコは軽度であればスピール膏などを使って自分で治すことも可能です。
しかし自分で治す自信が無かったり、再発を繰り返すようであれば、時間を取ってクリニックに行ってみることをお勧めします。
今のうちに綺麗な足裏をキープして素敵な素足で夏を迎えたいですね。