二日にわたるクルーズディ
前回クルーズでカリブ海のバハマに寄港した話を書きました。今回はその後のクルーズディとニューイヤーパーティーについて書こうかと思います。
ニューイヤーに向けてクルーズディ
美しいバハマの夜景を後に我々はタクシーでクルーズ船へと戻りました。次の日から二日に分けてクルーズディです。
クルーズディはただの移動目的の日に比べ船内のイベントが多く組まれています。特に今回のクルーズディは年末のカウントダウンPartyも兼ねていたので前日からとても楽しみでした。
プールやマジックショーやショップ巡り
朝目が覚めると船はおそらくまだカリブ海にいました。気温の肌感覚でそこがまだ常夏であることがわかります。皆朝からプールサイドのチェアの取り合いです。有料席もあったのかもしれませんが我が家は買っていなかったので開いたらすぐに座らなければ椅子無しになってしまいます。いくつも席を取るのがマナー違反だと思ったので一つの椅子を主人と交互で座りました。
子供はほとんど休まず遊び、たまに主人か私の上に乗ってくつろぐという感じです。午前中はプールを満喫しランチを取った後、主人と子供はマジックショーを見に行きました。その間に私はショップを見てまわり、疲れてきたので部屋に戻ってまた仮眠を取りました。
オークションやミュージカルも
目が覚めると主人がオークションに行きたいというので行ってみることにしました。オークション会場は生まれて初めてで、余興の様なものではありましたが普通に高価な絵などがオークションにかけられていて熱心に競り落としている方々もいました。勿論我が家は見学組です。
その後子供が退屈だというのでミュージカルを見に行くことにしました。本当に何でもありなクルーズ船で、余興があり過ぎてどれを楽しんだらいいかもわからないくらいです。ミュージカルの後ダンサーが見に来ている子供たちを舞台に誘って皆で踊ろうというと会場中の子供たちが一斉に踊りだしました。勿論アメリカ育ちの我が子も踊りだします。ちょっと日本の子供のノリとはだいぶ違う不思議な光景でした。
ニューイヤーパーティーの始まり
ミュージカル会場を出ると船内は少しづつ今夜のPartyにむけて飾り付けが始まっていました。シャンパンタワーにチョコレートのツリー、金銀ホワイトの沢山の風船、大量の花、スタッフも正装しています。夜遅くまでカウントダウンに参加したいと子供が言うのでこの準備の間に今度は子供に仮眠を取らせました。
仮眠を取った後は早めの食事をしてから部屋に戻り、Partyの始まる9時まで部屋でゆっくりしました。館内放送が流れいよいよPartyの始まりです。ニューイヤーPartyというだけあってこれは凄いなという感じのお祭り騒ぎです。老若男女皆さん踊っています。近くによらないと会話もできないほどの大音量でダンスミュージックが流れます。DJのテンションもすごいです。
何時間も踊り騒いだ後、12時のカウントダウンが始まります。直前になって皆が一つになって声を合わせます。Five, four, three, two, one…HAPPY NEW YEAR!!!船の上に花火が上がりました。コレにはびっくりしました。今まで体験したことのないような印象的な年明けでした。
次の日は静かに帰港のため北上
大騒ぎのカウントダウンが終わり、次の日はボルチモアに戻る為のクルーズディです。午前中だけプールはあいていましたが、北上する時間になるとプールじまいがはじまりました。
少しづつ少しづつ気温が下がっていきます。ゆっくりと北上して夕方にはフロリダ沖まできました。夕食を取って船内を散歩しましたが、長袖シャツひとつでは外は少し肌寒く感じられました。船はピッチを上げて北上します。夜のうちにボルチモアまで戻るのです。
そして最後に
次の日目を覚ますと夢から覚めたように東海岸に戻っていました。外は寒く少し雪が降っています。ボルチモアの港は心配したほど雪は積もっておらず、我が家の愛車も無事でした。
車の中がいつもより寒く感じられ暖房をいつもより強くかけました。夢からさめたような長い長い船旅でした。船酔い体質であるのにそれを差し引いてもまた乗りたいと思えるようなクルーズ船でした。
近年では日本にも少しづつクルーズが浸透してきています。コロナの影響でクルーズのイメージは地に落ちてしまいましたが、本来クルーズは素晴らしく楽しいものです。人類がコロナに打ち勝ち、またクルーズを楽しめる未来が来ることを切望してやみません。