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雑学

梅雨のエアコン除湿と冷房どっち?設定温度と使い分け消費電力など

梅雨の夜寝る時、除湿にしたのに送風になっていて効かない?

そろそろ今年も梅雨入りです。毎日じめじめした日が続きますね。日本の梅雨は低温多湿の過ごしにくい日々が続くのが特徴です。あまりにも湿度が高いので夜寝る時などエアコンの除湿をかけて寝る人は多いのではないでしょうか?

除湿をかけているのに、若しくは冷房をかけているのに、まるで送風だけされているかのように湿度が全然下がらないという経験をしたことは誰しも一度は有るかと思います。

外気温が設定温度より低いとそもそも除湿も冷房も機能しない

どうして除湿も冷房もされないんだろうと疑問に思った時、その原因は外気温と設定温度にあります。基本的にエアコンの除湿機能も冷房機能も、外気温より設定温度が低くなければ作動しないのです。ですから、除湿や冷房を夜通し使いたい時は、天気予報の夜の最低気温より、設定温度を低くしておかなければ除湿も冷房も完璧にはされません。

温度を下げたら風邪をひく?寒すぎて体に悪い時もある

しかし例えば梅雨の時期など、最低気温が18度くらいのことも珍しくありません、設定温度をそれより下げるというのは、下げ過ぎで体に悪く、現実的ではないでしょう。そもそも除湿や冷房で出てきた空気は通常のものより湿度が無い分とても肌寒く感じます。いくら夜は布団をかけているとはいえ、寒い思いをしてエアコンをつけるのは賢いやり方だとは思えません。

除湿と冷房の違いは?湿度を下げるには温度を下げる必要あり?

除湿の仕組み

除湿をするにはエアコンの冷房と同じ機能を使います。真冬で、べたべたするほど湿度が高い気候というものが存在しないように、湿度というものは高くなるにはある程度の温度が必要です。暖かい空気ほど沢山の水分を含むことができ、空気が冷やされるとその含まれた水分の一部は水滴となって落ちて行きます。これがエアコンの室外機から水が排泄される理由です。ですから冷房はシステム上、空気が冷やされるから除湿されることになります。エアコンの冷房と除湿の違いは、冷房を優先した機能か、除湿を優先した機能かの違いでしかありません。

除湿は2種類ある弱冷房除湿と再熱除湿

除湿は冷房のように空気を冷やして湿度を下げるということはお解り頂けたかと思います。その除湿ですが、タイプが大きく二つに分かれていることはご存じでしょうか?

弱冷房除湿

弱冷房除湿とは除湿機能の中でも最もエコな機能で、湿度を目標の値まで下げるために微弱な冷房運転を続けます。コンプレッサを駆動するモータの回転が低く保たれるなど、消費電力も少なくて済むのが特徴です。しかし梅雨時期などのように室外温度が低い時は、設定温度をそれより下げなければ機能しない為、使用は難しくなります。

再熱除湿

再熱除湿とは、文字通り一度除湿のために温度を下げ水分を抜いた空気を、再び適温まで温めて放出するタイプの除湿機能になります。この梅雨の時期は、ズバリ、この再熱除湿をしなければいけないのです。

エアコンによってその設定は様々ですが、外気温より設定温度が高かったために除湿できなかったという人は、設定を弱冷房除湿にしていたのであって、再熱除湿の設定にしておけば、外気温に関係なく、一旦冷やした空気を再び温めなおしてくれますから、快適に寒すぎない除湿された空気がでてきます。

しかしこの再熱除湿の最大の欠点はズバリ電気代です。昔のエアコンだと、この再熱除湿機能を使うと冷房の7倍もの電力を使うと言われていました。最近のエアコンはその差がだいぶ縮まったそうですが、消費電力は、再熱除湿>冷房>弱冷房除湿になります。

部屋干しをしたい時、電気代が安くてよく乾くのは?

以上のことから、消費電力は、弱冷房除湿が一番低いことがわかりました。ですから部屋干しが目的で、電気代を一番低く抑えたい人は弱冷房除湿を使うのがベストでしょう。

しかし貴方が風邪気味で、外気温が低い日であった場合などは、除湿機能を働かせるために外気温より設定温度を下げなければならない為、再熱除湿を使うようにした方がよかったりします。大切なことはその仕組みを知り、適宜ベストな設定を選ぶことではないでしょうか?

電気代を気にした設定温度とは?

部屋干し目的であってもそうでなくても、除湿効果をあてにして冷房を使う時と、純粋に除湿を使うときとでは、節電のための設定温度も異なります。例えば外が30度以上の真夏日など暑くて除湿もしたい時は、冷房一択で設定温度は28度くらいにするのが最も節電になるでしょう。

しかし、外気温が18度の時に再熱除湿をしたいとなったら28度などにしては無駄な電気代を消費してしまいます。再熱除湿は外気温より温度を下げた後温めるわけですから、例えば22度より28度の方が電気代を食うのです。ですから再熱除湿機能を安く使いたい場合は設定温度を我慢できる範囲で外気温に近づける必要があるのです。

まとめ

エアコンの除湿機能は冷房のように一旦空気を冷やすことで、空気中の水分を水滴に変えて乾いた空気を作り出すということはわかっていただけたでしょうか?

そのことからも冷房にも除湿効果があることが理解できたかと思います。エアコンの除湿機能には2種類あり、弱冷房除湿と再熱除湿がそれになるのですが、前者は緩やかな冷房効果を使った除湿機能であり、後者は一旦冷房で冷やした空気を再び適温まで温めなおすというタイプの除湿になります。

それぞれ特徴によって、適した外気温や、電気代が安くなるエコな設定温度があるので、システムをよく理解したうえで、どの機能を使うのか選ぶことが大切となります。

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Moya
アラフォー理系ママです。化粧品、美容医療、ダイエット、サプリメント、食、ファッション、旅、教育、その他お得情報etcを体験談やデータに基づき比較検証しながら日記形式で気楽につづっています。橋本病(甲状腺機能低下症)を持病に持ちながら、前向きに健康と美を追究しています。 ※Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています
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