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雑学

重曹とクエン酸の違いと作用・混ぜてよい?使い方と掃除の仕方

ナチュラルクリーニングに使われるもの

前回重曹とクエン酸をつかって冷蔵庫の掃除をする方法について解説しました。

今回はこれらを使ったナチュラルクリーニングについて話をしていきたいと思います。

ナチュラルクリーニングで代表的なものは以下の5つ。

1. クエン酸
2. 重曹
3. セスキ炭酸ソーダ
4. 過炭酸ナトリウム
5. アルカリ電解水

ナチュラルクリーニングには上記のように、重曹やクエン酸の他にセスキ炭酸ソーダや過炭酸ナトリウム、アルカリ電解水などがよくあげられます。

その3つに関しては次回お話しするとして、今回は食品にも使われている重曹とクエン酸について深掘りしていきたいと思います。

このなかでクエン酸だけが酸性で、他の4つはアルカリ性です。

掃除のコツはその汚れの反対の性質のものを組み合わせるところにあるので、酸性のクエン酸はアルカリ性の汚れに強く、水垢などの水回りのお掃除が得意です。

重曹などはアルカリ性なので皮脂などの酸性の汚れに強いとされています。

アルカリ性の強さは、過炭酸ナトリウム>セスキ炭酸ソーダ>重曹になり、重曹が一番マイルドになります。

重曹は酸性汚れに強く、その他の効能も多い

重曹の5つの作用

重曹の成分は炭酸水素ナトリウムです。

水を含むと弱アルカリ性になり、酸を中和します。

特徴としては、次の5つの作用があります。

  • 研磨作用 (クレンザーの役目)
  • 軟水作用 (硬水から軟水に変える)
  • 中和作用 (酸性の汚れとくっついて中和し汚れを取れやすくする)
  • 消臭、吸湿作用 (湿気を吸ってくれたり臭いを消してくれたりする)
  • 発泡作用 (こびりつきを剥がす)

重曹は弱アルカリ性なので、油汚れや手垢などの酸性の汚れにはとっても効果的です。

また食品や入浴剤などにも使われているくらいですから人体に無害な物質で古くから使用されています。

また、上記の研磨作用や消臭作用など様々な効能があるので、こびりついた頑固な焦げ付きや茶渋を落としたり、生ゴミや靴など酸性のニオイを中和して消臭してくれたりと、身の回りの掃除にマルチに活躍してくれます。

重曹の使い方

前回の冷蔵庫掃除の記事でも書いたように重曹は、重曹スプレーと重曹ペーストにして使用するのがお勧めです。

重曹スプレーは重曹が溶けにくいので水ではなくぬるま湯を用意し、ぬるま湯250mlに大さじ1杯程度の重曹を入れ良くかき混ぜ溶かします。

また重曹ペーストは重曹3に水1ぐらいで練り混ぜて作ります。

まずは重曹スプレーを吹きかけて拭き取ります。

それでも取れない頑固な汚れは、汚れを覆うように重曹ペーストをしっかりと塗ってラップで湿布して1時間ほど放置し、ペースト部分を水拭きで拭き取ります。

汚れが強い部分は擦ってよい材質の物であればメラミンスポンジでこすってもOKです。

このとき重曹をしっかり拭き取らないと白っぽく跡が残るので注意が必要です。

重曹を使ってはいけない材質

  • アルミや銅素材のもの(黒ずみなどの変色の可能性がある)
  • 畳や木などの天然素材(変色の可能性がある)
  • 大理石、漆、ワックスなどの塗装がされているもの(傷つける可能性がある)

クエン酸はアルカリ性の汚れやにおいに効果的

クエン酸の作用

クエン酸はレモンなどの柑橘類や梅干し、酢などの酸味のある食品によく含まれており、お掃除にも大活躍する優秀アイテムです。

上記にも述べたように酸性のクエン酸は、アルカリ性の汚れを中和して落とすのが得意です。

また、殺菌効果もあるので汚れを落としながら消臭や除菌もできます。

アルカリ性の汚れとして代表的なものが水垢です。

他にもお風呂場などの水回りに付いた石鹸カスや、トイレのアンモニア臭、尿石・黄ばみにも役立ちます。

魚のニオイがついたグリルやまな板にも、抗菌と消臭に効果があります。

さらに、洗濯では柔軟剤の代わりとしても使え、まさに水回り掃除にはもってこいの万能クリーナーだと覚えておきましょう。

クエン酸の使い方

クエン酸は直接振りかけて使用したり、クエン酸水スプレーにして使ったりします。

クエン酸水は250mlの水に、クエン酸を小さじ1、2杯を溶かします。

汚れに応じてクエン酸を加減するのがポイントです。

使い方は簡単で、水垢部分に直接スプレーを振りかけます。

汚れが強いときはペーパータオルなどで蛇口をくるみ、その上からもう一度スプレーをし、5分たったらペーパーを剥がして水拭きします。

最後は乾いたマイクロファイバークロスなどで水気が残らないように拭くのがお勧めです。

クエン酸を使う際の注意点

クエン酸を使用する際は、塩素系漂白剤と併用しないように注意が必要です。

特にカビキラーなどの塩素系漂白剤はクエン酸と混ざると化学反応がおき、有毒な塩素ガスが発生します。

命に関わるので、十分に気をつけてください。

またその他、相性の悪い材質があるため使用時には確認するようにしましょう。

クエン酸を使ってはいけない材質

  • 大理石などの石才(溶けてツヤがなくなる)
  • コンクリート(劣化が早まる)
  • 鉄などの金属(錆びやすい)

重曹とクエン酸を一緒に使ってもいい?

答えはイエスです。

ただし、アルカリ性の重曹と酸性のクエン酸を合わせると中和されて中性になるので、酸性やアルカリ性の汚れを落とす効果は弱まります。

しかし重曹とクエン酸スプレー用として作ったクエン酸水を合わせると、二酸化炭素の「泡」が発生します。

この泡は排水口のぬめりや汚れを浮き上がらせる効果があるので、合わせて使うことで物理的に掃除に効力を発揮します。

また重曹でお掃除をしたときに、重曹の後が白く残ることがありますが、ふき取っても取れないほどしつこく残った時はクエン酸スプレーで拭くと中和され、残った白さもきれいに取ることができます。

まとめ

重曹はアルカリ性でクエン酸は酸性であることから、得意な掃除場所が違います。

それぞれの苦手な掃除場所を補い合えるクリーナーであると覚え、汚れがどんな性質なのかを把握したうえで日々のシンプルなお掃除に役立てることが大切です。

重曹やクエン酸は食品にも使われているくらい安全なものなので安心して家中の掃除に使うことができます。

安価なものが100均などにも売っていますから是非日々の生活に役立ててください。

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アラフォー理系ママです。化粧品、美容医療、ダイエット、サプリメント、食、ファッション、旅、教育、その他お得情報etcを体験談やデータに基づき比較検証しながら日記形式で気楽につづっています。橋本病(甲状腺機能低下症)を持病に持ちながら、前向きに健康と美を追究しています。 ※Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています
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