Moyadiary
リケジョママのゆるりとアンチエイジング。
アメリカ生活・世界旅行記

格安女一人旅イギリスロンドン編(バックパッカーの記憶)

随分昔になりますが、私は独身の頃とにかく世界を旅しました。正確に数えると30か国近くになるのですが、今回はその中でも大都市のひとつであるロンドンについて書こうと思います。

私がロンドンに初めて行ったのは大学生の長期休みでした。とりあえずヨーロッパ縦断の旅をしようとロンドンを拠点に一泊だけ宿を取り3週間後にローマ発の航空券を抑えて、ホテルなどあとはすべて現地調達しようと思い最小限の荷物で旅に出ました。

初めてのロンドンは噂通り天気が悪く霧に包まれていました。私はバックパッカーをする際はできるだけ国際ユースホステル連盟加入のホステルに宿泊するようにしていました。理由は簡単で少しばかり使用が古いホステルもありますが、バックパッカー用に細かな情報を提供してくれたり国際交流の場を設けてくれたり、安心安全で大抵場所もよく価格もリーズナブルだからです。

価格がリーズナブルといえどもやはり地域差はあります。ロンドンは当然ですがお高いエリアです。私は大まかな宿の値段を計算してみたのですがヨーロッパの中ではロンドンは格段に高く学生の格安旅行で旅するには長く滞在するのはきついなと感じました。

ロンドンでは日本にいるイギリス人の友人に友達を紹介してもらう約束で待ち合わせをしました。その友達はオックスフォード大学の学生カップルだと聞いていたので優秀に違いないので会話が成り立つか緊張したのですが、彼らは私のオックスフォード大学のイメージを完全に変えてしまいました。二人ともいい意味で勉強のできるタイプに見えませんでした。

ウェストミンスター寺院やビックベンなど有名な観光名所にも連れて行ってくれたのですが、こんなの見ても楽しくないわよね?とかロンドンはつまらないだろ?とか何故か否定的に紹介してくれます。私はといえば初めてなので全然つまらなくなどないのですが、彼らは東京の方が素敵に決まっている…なぜわざわざロンドンなどに来たのだ?といった感じです。

私はつまらないと思っている場所を色々と連れまわすのは悪いと思い、それでは観光名所じゃないロンドンっぽいとこに案内してよ、とリクエストしました。すると彼らはじゃあパブに行くしかないな…といい何故か真昼間からパブをはしごしようと言い出しました。

彼等と一緒にパブに入ると沢山のイギリス人が昼間っからビール片手に酔っぱらっています。同じ緑色のTシャツを着た団体が完全に出来上がった状態で陽気にお酒を飲みながら何か話しかけてきました。すると彼氏の方が怪訝な顔をして、自分が酔っ払ってないときに酔っぱらいに絡まれるとイラつくよな。と言いました。彼女は、ならべろべろに酔っちゃえばいいじゃない?と笑って言います。私が慌てて、ココからホテルまで帰れないし流石にべろべろに酔われたら困るかも…と答えました。彼氏はそれもそうか、と言ってメニューをのぞき込んでフィッシュアンドチップスとビールを3本頼みました。

彼女はメニューをのぞき込んでフィッシュアンドチップス以外の食べ物はパブには無いと思ってくれて結構よ、と言いました。というかイギリスの食べ物って何か思いつく?と彼氏に聞きました。彼氏はフィッシュアンドチップスとビールじゃないか?と言って鼻で笑っていました。

ビールを飲み終わった後、外を散歩しながら彼らは今年中に二人で日本に行ってみたいと思っていると言いました。ぜひ遊びに来てよ!今度は私が街を案内するからと言うと是非その時は居酒屋に連れて行ってくれと言われました。そして彼氏がたばこを取り出すと彼女にも一本渡して私に吸う?とジェスチャーしました。私が断ると、日本でもたばこは嫌われるかい?隣で吸ってすまないねといいました。彼女が彼がやめないから私も禁煙できないのよ、と言うと彼氏が半分キレて何言うんだよお互い様だろ!といいました。

そのあと夕飯を食べることになったのですが、二人はイギリスのご飯なんて不味くてわざわざ食べるもんじゃない、と言って何故かピザハットに入りました。ロンドンのピザハットは日本のそれと違ってファミレスのような雰囲気でした。二人は何故かここでも軽い痴話げんかを始めました。私は流石に困ってしまってあの手この手でなだめました。彼女がもうおなかいっぱいだというので食べきれなかったものは持ち帰って会計をして出ることにしました。彼氏がまた払おうとしたので、さっきパブで払ってくれたし私が払うよ、と言うと、ここはロンドンだし僕が払うよ。安い居酒屋でいいから日本でおごってくれよ、と彼は言いました。

店を出たらもう外は真っ暗でした。すぐそばの路上に蹲って一点を見ているホームレスがいました。彼氏が余ったピザの残りを、食べるかい?と言ってホームレスに渡すと、ホームレスは礼も言わずピザの箱に飛びつくと野犬のように箱を引きちぎってあっと言う間にピザを食べてしまいました。

私が一瞬硬直してそれを見ていると、彼氏は鼻で笑いながら、「これがロンドンさ」と言いました。

これが私の初めてのロンドンの記憶です。

余りにも強烈な記憶なのでいつかロンドンにはリベンジに行かなければなと思っています。因みにこの二人は日本に来ることなく一か月後に別れてしまったそうです。私はいまだにパブで飲んでいる外国人を見るたびにふと彼らを思い出し、居酒屋に連れて行ってあげたかったなと思うのです。

 

ABOUT ME
Moya
アラフォー理系ママです。化粧品、美容医療、ダイエット、サプリメント、食、ファッション、旅、教育、その他お得情報etcを体験談やデータに基づき比較検証しながら日記形式で気楽につづっています。橋本病(甲状腺機能低下症)を持病に持ちながら、前向きに健康と美を追究しています。
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