Moyadiary
リケジョママのゆるりとアンチエイジング。
アメリカ生活・世界旅行記

女一人旅フランスパリでのバックパッカーの記憶⑥モンマルトルの丘

以前の記事で、友達になった6人のパリジェンヌやパリジャンと一緒に屋外映画祭を満喫した話を書きました。

女一人旅フランスパリでのバックパッカーの記憶⑤パリの屋外映画祭先日パリで仲良くなった男の子の男女友達と屋外映画祭を見に行った話を書きました。その続きを書きたいと思います。彼らは男女3人づつのパリジェ...

朝目覚めるとその日はとても気分の良い快晴でした。時計の針はすでに八時近くを指しています。同室のフィンランド人の女の子は夜が遅かったのかまだ深い眠りについていました。私は彼女を起こさないようにそっと着替えて準備をし、ドアを開けて朝食会場に向かいました。朝食はフランスパンにコーヒーとオレンジジュース、ハムにチーズです。皆旅慣れた人が多く一人でサクサクと動く若者が多いのでユースホステルの旅は個人旅行者にとってとても快適です。

私は朝食を食べながら今日のルートについて考えていました。午前中はショッピングをして早めの昼食を取り、お目当てのピカソ美術館に行ってから3時にオリビエとの待ち合わせ場所に行こうと地図を見ながら決定すると、急いで朝食を済ませ百貨店のギャラリーラファイエットに向かいました。日頃からあまり物欲の無い私は荷物になるので服や靴などを買う気にはなれなかったのですが、気になったチョコレートを自分用に、クッキーを今日観光案内をしてくれるオリビエのために買いました。そのあとあまりおなかは空いていませんでしたが早めの昼食をフードコートで済ませ、その足でピカソ美術館へと向かいました。

ピカソ美術館は小さめだと聞いていたので1時間もあれば十分だろうと思っていたのですが、じっくり見入っていたためか思ったより時間をとってしまいました。どうしよう、急がないと約束の時間に遅れてしまう。私は足早にメトロの駅に向かいました。と、その時です…メトロの駅近くのカフェから見知った女性が二人出てきました。お互いに目が合ってビックリです。

昨日の巻き毛の女の子と金髪の女の子が二人でお喋りをしながらカフェから出てきたのです。私が心底ビックリしていると金髪の女の子が、東京ではこんなことは殆どないのかもしれないけどパリはコンパクトな街だから意外とこういう偶然はあるのよ、と言いました。巻き毛の女の子が、今日はオリビエと会う約束してなかった?と心配そうに聞いてきました。あ、そうだ急がなきゃ遅刻しそうなの!ここで待ち合わせなんだけど間に合うと思う?と私が地図を見せて聞くと彼女は、迷わずにまっすぐ行けば十分間に合うと思うわよ、と笑って答えました。二人は手を振ってメトロの入り口まで私を見送ってくれました。

ほぼ5分前に待ち合わせの場所に到着するとオリビエはもうすでにその場所で待っていました。迷わずまっすぐこれたんだね、彼は安心したように笑いました。どうやら巻き毛の子が私がそっちに向かってると携帯電話で連絡してくれていたようです。いつから待っていたの?と私が訪ねると、15分前…と彼は答えました。早くない???と私が聞くと、日本人は10分前に来るって聞いていたから15分前に来たんだよ、と彼は恥ずかしそうに答えました。なんとまあ礼儀正しい人でしょう!?私はびっくりしてしまいました。

オリビエは本当にいつも紳士的でした。海外で声をかけてくる男性はたいてい決まって積極的に性的アプローチをしてきます。しかしオリビエには驚くほどそれがありません。今でいうところの超絶草食系男子です。巻き毛の女の子がおせっかいを焼きたくなる気持ちが凄くわかります。彼に、実は僕はゲイなんだとカミングアウトされたら直ぐに信じていたと思います。

私は昨日の男女6人を見て、自分が随分映画などに出てくるステレオタイプのフランス人像に侵されているのだなと気づくことができました。フランス映画などに出てくる登場人物は大抵、女性は女性らしく甘え上手で小悪魔的で、男性は口説き上手で女性に翻弄されるのを楽しんでいる刹那的なイメージです。しかし昨日の六人は男女である枠にはとらわれていないように見えました。とても自然で素敵な友情がそこにあるのがわかりました。私はオリビエが自分をパリジェンヌの友人のように扱ってくれるのがとても心地よくうれしかったのを覚えています。

私たちはジェラート屋さんで一休みをしてからモンマルトルの丘に行くことにしました。モンマルトルの丘は私がイメージしていたパリそのものでした。街は若い芸術家であふれ、可愛いカフェや雑貨屋さんがあちこちに点在していてここで半日余裕で過ごせそうなほど私はモンマルトルが気に入りました。サクレール寺院の階段に腰かけ私たちが話していると、花売りの青年がオリビエに私に送る花を買えと売りつけに来ます。私は旅行者だから花瓶もないし貰っても困るの、と花売りの青年に説明すると青年は笑顔で去っていきました。するとオリビエはふと思い立ったように、私にここで待っていて、と言って雑貨屋に入って行き、モンマルトルの版画絵のポスターを買ってきました。花は持って帰れないけどこれなら記念に持って帰れるから…彼はそういって私にポスターをプレゼントしてくれました。

夕飯を食べながら、彼は今度一人で東京に旅行に行くので、その時は私に観光案内をしてほしいと言ってきました。私が喜んで了解すると、それまでにもっともっと日本語を勉強しなくちゃね、と笑って言いました。そのまま彼は遅くならないうちに私をホテルまで送り届けてくれました。次会うときは東京で!必ず行くから日程が決まったらメールするね。良い旅を!!!オリビエはそういって大きく手を振りました。

部屋に戻るとフィンランド人の女の子は今日もまだ帰っていませんでした。またクラブかな?と思いながら、パリの昼の出会いがいかに素晴らしかったか、彼女に話して聞かせたいな…と思いました。

フランスの電車でリアル天使に遭遇した話 バックパッカーの思い出以前ロンドンから出発してローマまで陸路で行くバックパッカーの旅の思い出を書きました。ロンドンからパリにわたりパリを満喫した後、一旦北上し...
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アラフォー理系ママです。化粧品、美容医療、ダイエット、サプリメント、食、ファッション、旅、教育、その他お得情報etcを体験談やデータに基づき比較検証しながら日記形式で気楽につづっています。橋本病(甲状腺機能低下症)を持病に持ちながら、前向きに健康と美を追究しています。
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