Moyadiary
リケジョママのゆるりとアンチエイジング。
アメリカ生活・世界旅行記

女一人旅フランスパリでのバックパッカーの記憶③パレ・ロワイヤル観光

パリで出会った長身の青年

前回学生の頃フランスのパリをバックパッカーで旅行した際の話を書きました。ホステルでフィンランド人の女の子と仲良くなったり、通りで声をかけられた日本語を学ぶ青年と友達になったりしました。時間を持て余していた私は、そのオドオドした長身のフランス人青年に街を案内してもらうことにしました。

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普通に考えると初対面の男の人に観光の案内をお願いするのはとても危険です。今思えば初対面の人についていったのは私の人生でも初めての出来事だったように思います。しかし自分の本能と判断力を確信して信じれるほどに彼は善良な青年に見えました。日頃から女性に声をかけなれていないのは一目で見て取れます。日本人の男性にはたまに見かけるタイプですが、私はこのようなタイプの欧米の男性を見るのは初めてでした。

パレ・ロワイヤル観光

私がルーブルとオルセーには行ったから行くなら他の場所に行きたいと話をするとオリビエは、でも君は今ルーブル方面に真っすぐ戻ってるよね?そっちに行きたい何かがあるの?と聞いてきました。私は何も計画していないわ。ここら辺がパリの中心地なのかな?と思いながらブラブラしてるだけ。地図も見ずにスタスタ歩くのは癖みたいなものね。私がそう答えると、彼は困った調子で、パレ・ロワイヤルには行った?と聞いてきました。行ってない、と答えると、じゃあパレ・ロワイヤルに行こう、ここから近いしきっと君は気に入るよ。彼は嬉しそうに僕についてきて、と言って先を歩きだしました。何だか有能な盲導犬の様です。

パレ・ロワイヤルはヴェルサイユ宮殿を造ったことで有名な太陽王、ルイ14世が幼少期に過ごした王宮です。そしてかの有名なフランス革命がおこった場所でもあるのです。インターネットで調べた半日観光ルートになかったというだけで、ルーブル美術館のすぐ隣にあるこのパレ・ロワイヤルを私は観光せずにすっ飛ばしていたようです。

ここはちゃんと見てほしい場所だよ、庭園もきれいだしのんびりできるしパリっぽいと思うんだけど。オリビエはそういいながらベンチに腰かけました。確かにとてもきれいに手入れされた公園です。日本の京都の庭園のような計算され手入れされつくした感じでは無くて、草木や花々が自然に咲き乱れていて自由を謳歌している感じがパリっぽいなと思いました。私が花をまじまじと見ているとオリビエが近くで遊ぶ子供を指さしてあの子は中国人かな?日本人かな?と聞いてきました。

パリの庭園と日本人の親子

お父さんとお母さんに連れられた2歳くらいのアジア系の男の子がじっとこちらを見ています。オリビエは必死にその子供に向かって、いないないばぁをしたり気を引こうとしています。彼はジェスチャーを交えながらか「コレって日本語でなんて言うの?」と聞いてきました。「いないないばあ、だよ」「イナイナイバア?」イナイナイバア…イナイナイバア…オリビエはブツブツと日本語で繰り返しながら男の子の気を引こうとします。男の子は怖がって母親のかげに隠れてしまいました。その時私と目があった母親がぺこりと軽く会釈をしました。

ああ、日本人だよ。私がそう答えるとオリビエは不思議そうに、何でわかるの???と聞いてきました。私も母親に会釈をし返すと男の子は母親の後ろから顔を出して私に向かって手を振ってきました。私が笑顔で振り返すと男の子は嬉しそうにぴょんぴょんと飛び跳ねています。何ていう反応の違いだよ…オリビエが自虐的に笑っています。

携帯電話の主はお友達だったらしい。

その時、彼の携帯電話が鳴りました。彼がオロオロしていたので、私がどうしたの?出ていいよ、と言うとオリビエは席を外して隠れるように電話の主と喋りだしました。何だか盛り上がって話しているのがわかります。彼は私の方をちらちらと見ながら困った様子で電話を切りました。

どうしたの?私が訪ねると、この後友達と遊ぶ約束があるんだよ。と彼は言いました。そうなの??じゃあ気にせずに行ってくれていいよ、私はどのみち一人で観光するつもりだったんだし。私がそういうと、イヤイヤ、こっちが案内するって言ったんだからするよ。約束の時間までまだあるんだから。彼はそういって立ち上がると、こっちも見せたいからおいで…と言って歩き出しました。

美しい円柱のある中庭で

彼が連れて行ってくれた場所はルーブル美術館に一番近い場所に位置し、パレ・ロワイヤルの南側にあるパリの文化省となっている建物の中庭でした。そこには現代美術の芸術家、ダニエル・ビュランによる白黒のストライプの円柱が置かれていて古い建物の中のモダンなオブジェがなんとも不思議な空間でした。

凄いね、私は確かにここ好きだな。ちょっとスケッチしていい?私がノートと鉛筆を取り出すと、オリビエはびっくりして言いました。凄いね、君は写真を撮らずに絵をかくの?日本人は皆写真を撮ってるイメージなんだけど。彼は感心したように言いました。

カメラは重いじゃない?壊れても盗まれても嫌だしスケッチも思い出になるし描いてると画力が上がっていいよ。私が笑ってそう答えるとオリビエは、君はパリ向きだな。僕が代わりに日本に行きたいよ。と言いました。

その時また彼の携帯が鳴りました。ごめん、話の途中なのに…とオリビエはそういって席を外して電話に出ました。また同じ人からの電話なのか、彼はチラチラとこっちを見ながら電話の主と言い合っています。私は気づかないふりをして急ぎ足でスケッチを描き上げました。スケッチと言っても記録というか絵日記のような簡単なものです。私がノートをカバンにしまうと丁度電話を終えたのかオリビエがまっすぐこちらへ向かってきました。

今から友達と約束があるんだけど良かったら一緒に来ない?というか、友達が皆、君を連れて来いっていうんだ。彼は申し訳なさそうに、でもまっすぐに私を見つめてそう言いました。

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アラフォー理系ママです。化粧品、美容医療、ダイエット、サプリメント、食、ファッション、旅、教育、その他お得情報etcを体験談やデータに基づき比較検証しながら日記形式で気楽につづっています。橋本病(甲状腺機能低下症)を持病に持ちながら、前向きに健康と美を追究しています。
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