Moyadiary
リケジョママのゆるりとアンチエイジング。
アメリカ生活・世界旅行記

女一人旅フランスパリでのバックパッカーの記憶①ホステルでの出会い

以前イギリスロンドンからバックパッカーをスタートした小旅行の話を書きました。ロンドンで友人から紹介されたオックスフォード大卒の優秀な(でもとてもそうは見えない)男女二人にロンドンを案内してもらった私ですが、物価の高いロンドンは早々に切り上げドーバー海峡を渡り、フランスパリへと旅路を進めました。

格安女一人旅イギリスロンドン編(バックパッカーの記憶)随分昔になりますが、私は独身の頃とにかく世界を旅しました。正確に数えると30か国近くになるのですが、今回はその中でも大都市のひとつである...
パリで泊まったユースホステルはとても規模の大きいところで、世界各国から若い旅行者が集い和気あいあいと活気に満ちていました。パリの天気は快晴でロンドンと随分違う印象をうけました。部屋に案内されると同室のフィンランド人の女の子が興味深げに色々話しかけてきました。どこから来たのか?どこを観光するのか?今日の予定はあるのか?大学では何を専攻しているのか?フランスに知人はいるのか?etcあまりにも急に沢山のことを聞いてくるので多少驚きながらも丁寧に一つ一つ答えました。

興奮して軽く汗をかきながら、彼女は自分自身のことも勢いよく話しだしました。自分も今朝方パリに到着したばかりだということ、フィンランドの田舎町から来たこと、自分の街では幼少から大人になるまで皆顔見知りで新しい人に出会う機会が無いこと、アジア人と初めて話して今感動していること、パリでは素敵な男性との出会いを求めていることetc

こぼれそうな大きな瞳で前のめりになりながら勢いよく話をしていた彼女ですが、いきなりパタッと我に返り、薬飲まなきゃ忘れてた!と一言叫ぶといきなり急いでかばんを開けて何やら取り出し水で流し込んでいます。何の薬?と私がきくと、英語でなんて言うのかな?と喉のあたりを触りながら伝えきれないようでジェスチャーしています。私は彼女の薬とジェスチャーと彼女自身を見て、ああ、もしかしてバセドウ病(甲状腺機能亢進症)?と聞きました。彼女は随分驚いて、凄いね、何でわかるの???と目をまん丸くさせながら薬の瓶をカバンにしまいこみました。

この時彼女のしぐさや症状が大学の講義で習ったバセドウ病(甲状腺機能亢進症)患者の症状そのものだったので何となくわかったのですが、この10年後に自分が橋本病(甲状腺機能低下症)になるとは思いもせず、毎日薬を飲まないといけないなんて大変だなぁとこの時は彼女に深く同情していました。彼女は体調が万全には見えませんでしたが、気持ちは前のめりにパリを謳歌しようとしているふうで、夜一緒にクラブに行かないかと熱心に私に誘ってきました。

私は日本でも外国でもクラブ自体は行ったことがありますが、一緒に行く人はいつも激選していました。心から信頼のおける人としか行かないようにしていたのです。夜の街に女の子だけで遊びに行くわけですからクラブなどはどこも危険がつきものです。自分をコントロールできずにすぐに酔いつぶれてしまうような女の子や、ちょっと気に入った男性にフラフラついて行ってしまうような子とは絶対に一緒に行きません。きちんと安全に遊べる信頼できる友人としか出かけないようにしていました。ですから当然彼女の誘いは丁寧に断りました。彼女はまじめには見えましたが、少し浮ついていて出会いを求めてふわふわしていたからです。

彼女は私に断られるととても残念そうに言いました。「私は出会いを求めてパリに来たのに、パリは今バケーションシーズンらしいじゃない?シャンゼリゼにも全然イケてる感じのパリジャンはいなかったわ…移民と観光客ばかりよ。まぁ私も観光客なんだけどね。」彼女はブツブツ言いながら肩を落としています。「私は出会いを求めてパリに来たわけじゃないんだよね、美術館巡りをしたくてヨーロッパをまわってるんだ。美術館とか城とか遺跡とか日本にないものを沢山見てみたくて。だから夜はぐっすり眠りたいからクラブは無理なんだよ、ごめんね。」私がそういうと彼女はようやく諦めてくれました。

とりあえず今からルーブル美術館とオルセー美術館に行こうと思うんだけど興味ある?と私が訪ねると、残念ながら興味ないなぁ、と彼女は答えました。夜に備えて昼寝する、とベッドの中に潜り込む彼女に、昼の出会いの方が健全だと思うよ。一緒に外に出ない?と誘うと、「真昼間からこんなお上りさんに出会いなんてないわよ。」と彼女はふてくされて頭からシーツをかぶってしまいました。仕方なく私は地球の歩き方と簡単な地図をもって一人で観光に行くことにしました。

まずオルセー美術館に行き、お目当ての絵画を急ぎ足で見てまわるとその足でルーブル美術館に行きました。オルセー2時間、ルーブル3時間ほどの滞在でしたが時間が全然足りないなと感じました。ロンドンから入ってローマで出ることだけが決まっている気ままな旅行ですから、もうこのまましばらくパリにいようかしら?と本気で思うほどパリの見どころは見きれないという印象でした。ルーブル美術館を出た後は特に計画もなくぶらぶらと街を探索しました。カルーセル凱旋門を抜けチュイルリー庭園を通りコンコルド広場まで出ると目の前はシャンゼリゼです。

シャンゼリゼをのんびりと歩いていると、30代後半くらいのパリジャン風の男性が話しかけてきました。僕はカメラマンなんだけど君をモデルに写真を撮りたいんだけど…と言っています。怪しさ極まりないなと思い、キッパリと断って歩を速めると長い脚でつかつかとお構いなしについてきます。

シャンゼリゼにも全然イケてる感じのパリジャンはいなかったわ…フィンランド人の彼女のセリフがふと脳裏をよぎりました。

女一人旅フランスパリでのバックパッカーの記憶②2人のフランス人男性前回バックパッカーズホステルで出会った女の子の話や一人でシャンゼリゼを歩いていた時に変なパリジャンに声をかけられた話をしました。 ...
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Moya
アラフォー理系ママです。化粧品、美容医療、ダイエット、サプリメント、食、ファッション、旅、教育、その他お得情報etcを体験談やデータに基づき比較検証しながら日記形式で気楽につづっています。橋本病(甲状腺機能低下症)を持病に持ちながら、前向きに健康と美を追究しています。
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